レゾナック 混合プラを直接基礎化学品へ再生する技術開発でNEDOのGI基金プロジェクトに採択
2025/01/27 18:30 FREE
レゾナックは27日、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「グリーンイノベーション基金事業/CO2等を用いたプラスチック原料製造技術開発」に、同社提案の「混合プラスチックから基礎化学品を製造するケミカルリサイクル技術の開発」プロジェクトが採択されたと発表した。容器包装など混合状態で排出される使用済みプラスチックを、高度選別を経ずに熱分解し、エチレン、プロピレン、ベンゼンなどの基礎化学品へと直接変換・再生するケミカルリサイクル技術の確立を目指すという。
プロジェクトは2024年度~2032年度までの最大9年間を想定して進める計画で、事業規模は総額約118億円になる見込み。支援額は約80億円になる。
同社ではその実現を通じ「現在は主に化石由来資源から製造されている基礎化学品の原料・製法転換を進め、資源循環社会の実現および2050年カーボンニュートラル達成に貢献していく」としている。
(IRuniverse G・Mochizuki)
関連記事
- 2025/08/01 NEDO CO2分離・回収型IGCCの調整能力向上を図る技術開発の実証試験を開始
- 2025/08/01 (株)タケエイでんき 太陽光発電施設『真岡発電所』売電開始
- 2025/08/01 欧州からの風:July 2025 「BASF・CATL、正極活物質の共同開発で提携強化」
- 2025/08/01 欧州からの風:July 2025 「EU電池サプライチェーンの現状と中国への依存」
- 2025/07/31 電力取引量(25年7月)
- 2025/07/31 旭化成 フィンランド水素プロジェクトにアルカリ水電解システム供給
- 2025/07/31 JEPLAN、田中貴金属グループと脱炭素・循環型社会実現に向け事業提携発表
- 2025/07/31 旭化成と豊田通商、リチウムイオン電池用セパレータのキャパシティライト契約締結
- 2025/07/31 【貿易統計/日本】 2025年6月の廃プラスチック輸出入統計
- 2025/07/31 昭和通商 農水省プラ代替資材導入推進事業に認定!生分解性樹脂リサイクルプロジェクト