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アサカ理研、EV用のLIBのリサイクル事業商業化へ――30年に年間1万5,000台分リサイクルへ

 金属リサイクル企業のアサカ理研は28年までに、EV(電気自動車)用のLIB(リチウムイオン電池)リサイクルの事業化を目指す。LIB製造のプライムプラネットエナジー&ソリューションズから製造工程で発生するLIB廃材を原料として調達。既存のいわき工場(いわき市泉町)を活用する形で受け入れ態勢を整え、コバルト、リチウム、ニッケルなどの重要鉱物を抽出し、LIB原料として再資源化する。30年までに年間1万5,000台分の処理態勢を確立する。19年から取り組んできた「水平リサイクル技術」の蓄積を生かして、サーキュラエコノミー時代の成長分野に切り込む。

 

 計画では、いわき工場(福島県いわき市泉町)を増設する形で生産体制を構築、26年までに試験稼働させ、28年からの量産態勢入りを目指す。総投資額は、経産省、県などの補助金を合わせ70億円。

 

 製造工程で発生するLIB廃材を原料に想定しているのは、「廃棄後のEVから使用済みLIBの回収が本格化するのは2030年代以降とみられる」ためで、流通量との兼ね合いをみながら順次、対象を使用済みLIBにも広げていく計画だ。10年後の2034年9月期で、LIBリサイクルで10億円の営業利益を見込んでいる。

 

 プライムプラネットエナジー&ソリューションズとは同社の工場で発生するLIB工程廃材の一部を請け負う覚書をすでに交わしている。

 

 

(IRuniverse G・Mochizuki)

 

 

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