新着情報

2025/05/02   猛暑には空調服より...
2025/05/01   鉄鋼需給(25年3月)
2025/05/01   輸出鋼材のスプレッ...
2025/05/01   日中ホットコイル輸...
2025/05/01   ミライラボ、中古E...
2025/05/01   日本製鉄:AM/N...
2025/05/01   アジアン廃プラマー...
2025/05/01   (速報)2025年...
2025/05/01   2025年4月フェ...
2025/05/01   2025年4月マイ...
2025/05/01   2025年4月レア...
2025/05/01   米中貿易摩擦緩和期...
2025/05/01   ニッケルブログ#2...
2025/05/01   原油価格の動向(4...
2025/05/01   アジアン廃プラマー...
2025/05/01   米ウクライナ、資源...
2025/05/01   元鉄鋼マンのつぶや...
2025/05/01   MARKET TA...
2025/04/30   第5回サーキュラー...
2025/04/30   大平洋金属:25/...

アサカ理研、EV用のLIBのリサイクル事業商業化へ――30年に年間1万5,000台分リサイクルへ

 金属リサイクル企業のアサカ理研は28年までに、EV(電気自動車)用のLIB(リチウムイオン電池)リサイクルの事業化を目指す。LIB製造のプライムプラネットエナジー&ソリューションズから製造工程で発生するLIB廃材を原料として調達。既存のいわき工場(いわき市泉町)を活用する形で受け入れ態勢を整え、コバルト、リチウム、ニッケルなどの重要鉱物を抽出し、LIB原料として再資源化する。30年までに年間1万5,000台分の処理態勢を確立する。19年から取り組んできた「水平リサイクル技術」の蓄積を生かして、サーキュラエコノミー時代の成長分野に切り込む。

 

 計画では、いわき工場(福島県いわき市泉町)を増設する形で生産体制を構築、26年までに試験稼働させ、28年からの量産態勢入りを目指す。総投資額は、経産省、県などの補助金を合わせ70億円。

 

 製造工程で発生するLIB廃材を原料に想定しているのは、「廃棄後のEVから使用済みLIBの回収が本格化するのは2030年代以降とみられる」ためで、流通量との兼ね合いをみながら順次、対象を使用済みLIBにも広げていく計画だ。10年後の2034年9月期で、LIBリサイクルで10億円の営業利益を見込んでいる。

 

 プライムプラネットエナジー&ソリューションズとは同社の工場で発生するLIB工程廃材の一部を請け負う覚書をすでに交わしている。

 

 

(IRuniverse G・Mochizuki)

 

 

関連記事

関連記事をもっと見る