古河電工・メトロウェザー 資本業務提携――リアルタイム風況観測システムの国産化目指す
2025/02/26 20:44 FREE
古河電気工業は26日、大気計測装置の開発・製作・販売のメトロウェザー(本社京都府宇治市)と同社が手掛けるリアルタイム風況観測システム「ドップラー・ライダー」の国産化へ、資本業務提携することで合意したとは発表した。国産の高性能レーザーの安定調達先を求めていたメトロウェザーと、航空宇宙分野などの新事業の開拓を目指す古河電気工業の思惑が一致した。
メトロウェザーの「ドップラー・ライダー」は、赤外線レーザーを大気中の微細な塵に照射し、塵の動きによって、わずかに変化する光の周波数を解析(ドップラー効果)し、高精度な風速と風向を計測することが出来るという。
観測距離は最大半径15kmで、重量は180kg。サイズは60cm、74cm、106cm。
メトロウェザーではドップラー・ライダーの技術を活用し、レーダーで捕捉できない、不規則に低高度を飛行するドローンなどの無人航空機をレーザーで探知する物体検知の研究開発も進めているという。
(IRuniverse G・Mochizuki)
関連記事
- 2025/06/16 東邦亜鉛、豪Abra社の株式を譲渡――資源事業からの撤退完了
- 2025/06/16 動き出す「金属盗対策法」――指定金属切断工具の隠匿携帯には罰則
- 2025/06/16 中国経済、5月は不動産が一段と悪化 物価も下落でデフレ様相濃く、貿易も振るわず
- 2025/06/16 豪Livium社 レアアースリサイクル推進へ 複数の抽出技術開発企業と協議中
- 2025/06/16 環境大臣政務官が、自動車リサイクルの最前線リバー川島・ELV川島事業所を視察
- 2025/06/16 電子部品輸出入Report#120金属製磁石輸入 2025年輸入量増加
- 2025/06/16 LME Weekly 2025年6月9日-13日 米中貿易交渉の進展期待も中東情勢緊迫化でCu Ni下落、Al続伸
- 2025/06/15 非鉄各社26/3期新前提とのギャップについて(6/13時点)
- 2025/06/15 LMEの現物と先物の鞘(6/13)
- 2025/06/15 週刊バッテリートピックス「アイシンがファスナー式太陽電池」「FDKが高出力電池量産」など