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自動車リサイクルサミット、6月に都内で復活―JAERA・阿部専務に聞く

 

 

 IRuniverseでは近年、電池業界に焦点を当てた「Battery Summit 」とリサイクル業界の関係者が集結する「サーキュラーエコノミーシンポジウム」をセミナー事業の主軸としてきたが、社会情勢が急激に変化する中で、「自動車リサイクルに特化したセミナーを開催してほしい」という要望が増えてきている。そういった顧客層のニーズを踏まえ、当社では2017年7月の第3回開催以降となる「自動車リサイクルサミット」を復活させることを決定した。2025年6月26日の東京都内開催(予定)に向け準備を進めているところだが、より充実した機会とするため、12日に日本自動車リサイクル機構(JAERA)の阿部知和専務理事に協力と意見を求めた。

 

 

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――久しぶりの自動車リサイクルサミット復活について

 

 自動車リサイクル産業を取り巻く環境はかなり変化しており、今回のイベント復活はとても興味深いものと認識している。例えば、自動車のリサイクル・解体を行う企業に占める外国籍企業の割合が近年増加しており、特に千葉県ではその傾向が著しい。外国籍企業だから悪いわけでは決していないが、国内の優良企業に影響を与えているケースもある。

 

 日本ではリサイクル・解体の設備さえ整っていれば行政からの許可が下りる仕組みとなっているため、リサイクルの意義や注意点、日本の規制などを十分に把握していなくても許可が出てしまう場合があるため、何かしらの手を打つ必要があるだろう。

 

――どういった企業・団体の講演が聞きたいか

 やはり、現場の声を聞いてみたい。事故車買取事業で有名なタウ(埼玉県さいたま市、宮本明岳社長)や自動車買取販売事業「ソコカラ」を運営するはなまる(大阪市、岡崎和也代表)らから見た事業推進における課題や展望、国への要望などを聞いてみたい。

 

 また、世論がどうあるかかも事業者が知りたい情報だと考える。消費者団体にも登壇いただくのが良いのではないか。持続可能な社会をつくる元気ネット(NPO元気ネット)の鬼沢良子理事長の意見や見解なども加われば、なおおもしろいサミットになると考えている。

 

――ぜひ、JAERA様にも講師として登壇いただきたい。

 

 前向きに検討したい。石井浩道代表(エコアール社長)に事業者代表として語ってもらうのとは別に、私(阿部専務)が業界団体としての意見や制度面の話をするのも良いかもしれない。

 

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 IRuniverseとしては阿部氏の意見を踏まえ、準備を加速させていく方針だ。講師や開催場所の詳細情報はMIRUの記事にて順次報告する。日程は6月26日を第一候補とし調整中。前後でプラントツアーの開催も計画中。

 

 【日本自動車リサイクル機構(JAERA)】自動車リサイクル産業に携わるすべての事業者を対象とする業界の全国組織。使用済自動車の適正処理や自動車リサイクル部品の活用普及によって地球環境保全を推進し、社会に貢献することを目的に活動している。自動車リサイクル法に基づく使用済自動車の適正処理を促進する認定制度「自動車リサイクル士制度」や、貴金属類の共同出荷事業なども展開している。

 

 

(IRuniverse)

 

 

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