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週刊バッテリートピックス 「マツダ電池投資半減へ」「BYDが最速充電技術」など

 2025年3月17日~3月23日のバッテリー業界では、自動車メーカーによる電池の外部委託のニュースが目立った。電気自動車(EV)の販売失速が続く中、委託で投資リスクを減らす方向が鮮明だ。特にマツダは電池投資を半減させる方針を示した。一方で垂直生産が可能な中国のBYDは最新技術の開発に余念がなく、日中企業の方向性の違いも際立つ。

 

<国内>

●マークテック、バッテリーリサイクルで4社協業

 非破壊検査などを手掛けるマークテック(本社:東京都大田区)は3月21日、自社ホームページ上で、「リーテックリニューアブルエナジーソリューションズなど3社と、包括的業務提携契約を締結した」と発表した。リチウムイオンバッテリーをはじめとしたバッテリーのリサイクルビジネスで協業する。

 

関連記事:マークテック バッテリーサステナブルリサイクルで包括的業務提携 | MIRU

 

●三菱自動車、台湾・鴻海にEV委託

 

 

 三菱自動車が、台湾の電子機器製造大手、鴻海(ホンハイ)精密工業にEV生産を委託する方針を固めたことが3月20日に分かった。時事通信社など日本の各メディアが同日伝えた。近く正式に発表する見通し。

 

●日産、韓国SK ONと電池供給で契約 米国事業

 

 

 韓国電池メーカーのSK Onは3月19日、自社ホームページ上で、「日産自動車との間で、北米でのEV向けバッテリーの供給契約を締結した」と発表した。日産が操業する北米工場に製品を納入する。期間は2028年から2033年で、中型EV約100万台分に相当する99.4KWを供給する予定だ。SK ONが日本企業と協業するのは初めて。

 

プレスリリース(SK ON);SK On Signs Battery Supply Agreement with Nissan | SK

 

●マツダ、電池投資を半減へ 2025年ソリューション説明会

 

 

 マツダは3月18日に「2025年のソリューション説明会」を開催した。独自ハイブリッド車(HV)を2027年に投入する。一方で、物価上昇の影響で2兆円規模に膨らむ見通しだった2030年までの電動化投資を当初予定の1兆5千億円に抑える。このうち7500億円が想定されていた電池投資は、協業などを通じて半減させる。

 

プレスリリース:MAZDA NEWSROOMマツダ、電動化のマルチソリューションを具現化する「ライトアセット戦略」を公表|ニュースリリース

 

●ホンダ、EV電池をトヨタから調達か 米国事業

 ホンダがトヨタの米ノースカロライナ工場から、米国で生産するハイブリッド車(HV)向け電池を調達する方針であることが3月18日に分かった。同日の神奈川新聞などが伝えた。現在の日本からの電池輸入を米国の日本企業からの調達に切り替えることで、トランプ米政権が志向する関税リスクに備える。

 

<海外>

●国際自動車リサイクル会議(IARC)が開催 ベルギー

 

 

 スイスICMは3月19-21日、ベルギー・アントワープで国際会議「国際自動車リサイクル会議(IARC)」を開催した。

 

関連記事:国際自動車リサイクル会議2025(IARC)ベルギー・アントワープで開幕 | MIRU

関連記事:国際自動車リサイクル会議2025(IARC)ベルギー・アントワープ2日目 | MIRU

 

●航空機内でバッテリー火元の火事 香港航空の中国路線

 中国・杭州発香港行きの香港航空の機内で3月20日、手荷物の中のモバイルバッテリーが火元とみられる火災が発生し、緊急着陸した。Yahoo.hkなどの香港メディアが3月21日に伝えた。乗務員や乗客が航空機の「尿袋」やミネラルウォーターで鎮火し、乗員乗客168人にけがはなかった。

 

●中国CATL、同国新興NIOと電池交換で協業

 車載電池世界最大手である中国の寧徳時代新能源科技(CATL)は3月18日、「同国EV新興の上海蔚来汽車(NIO)とEV向けの電池交換事業で連携する契約を結んだ」と発表した。NIOが今後発売するEVにCATLの交換式電池を搭載する。また、CATLはNIOの子会社に約25億元(約520億円)の出資も検討する。

 

プレスリリース:宁德时代与蔚来达成换电战略合作

 

●中国BYD、高速充電プラットフォームを発表 ガソリン給油と同速度

 

(出所:BYDホームページ)

 

 中国EVメーカーBYDは3月17日、自社ホームページ上で、「ガソリン車の給油とほぼ同じ速さでの充電を可能とする新たなEV向けプラットフォームを開発した」と発表した。

 発表は王伝福・最高経営責任者(CEO)によるライブ映像形式。1000kWという大出力で、5分間で約400kmを走行できる分を充電できる。テスラのスーパーチャージャーより2倍ほど速いペースで充電できるという。

 

プレスリリース: 兆瓦闪充 油电同速 比亚迪超级e平台技术发布暨汉L、唐L预售发布会

 

●フィリピン、インドに電池向けニッケルをアピール

 インド商工会議所連盟(FICCI)は3月17日、ホームページ上で、「インドを訪問したフィリピンのエンリケ・マナロ外務大臣がFICCI幹部らと会談し、インドが電池材料としてフィリピン産ニッケルの輸入を増やすようアピールした」と発表した。

 

関連記事:フィリピン、インドにニッケルアピール 電池向け、脱中国依存の促進視野に提案 | MIRU

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

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