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フィリピン、インドにニッケルアピール 電池向け、脱中国依存の促進視野に提案

 インド商工会議所連盟(FICCI)は3月17日、ホームページ上で、「インドを訪問したフィリピンのエンリケ・マナロ外務大臣がFICCI幹部らと会談し、インドが電池材料としてフィリピン産ニッケルの輸入を増やすようアピールした」と発表した。成長目覚ましいインド市場をニッケルでも取り合う構図が強まっている。

 

フィリピンのマナロ外相とFICCI幹部

(出所:FICCIホームページ)

 

プレスリリース:ficci.in/public/press_release_details/5034

 

 マナロ氏によると、フィリピン産ニッケルは現在、輸出の98%近くが中国向けで、残りの2%が日本向け。一方のインドは、ロシア、ノルウェー、日本から約7億700万ドル相当のニッケルを輸入している。

 同氏は「インドがバリューチェーンの加工と開発のためにも、フィリピン産ニッケルを輸入することが望ましい」と話し、「我々(東南アジア)経済間の自然な補完性にもつながる」と述べた。

 

 フィリピンはインドネシアに次ぐ世界第2のニッケル生産国だが、輸出先がほぼ中国に占められていることには危機感がある。近年は領海問題などで中国との関係が緊張していることもあり、輸出先の多様化を目指す考えだ。他方でインドは人口も多く、今後の電気自動車(EV)普及も進むとの期待が大きい。

 

世界のニッケル鉱石生産量

(出所:JOGMEC)

 

 マナロ氏は今回の訪問でインド側の外相らとも会談。フィリピンのマルコス大統領の訪印について調整したほか、船舶の共同修理や両国間のビザ問題なども話し合った。

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

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