アルミ合金&スクラップ市場近況2025#10 原料強もちあいで「製品独歩安」再び!?
2025/06/02 18:26
国内アルミ合金とアルミスクラップ市況は大きく明暗を分けはじめた。指標となるLME相場が1トン2400ドル台で安定推移し、軽圧メーカー・輸出向けの買いも入ってスクラップ類が下げ渋りから1キロ3‐7円の小幅ながら値を戻す品目が目立つ一方、実需不振と安値決着済みの先決め物相場に引きずられる形で、引き続き値を消しているからだ。、主力のADC12で2日現在、上旬比で高値5円安の1キロ370‐385円の水準にある。米の自動車関税の発動などを背景に中国市場からあふれでた輸入塊が日本市場に向かう流れに一段と弾みがつく展開も予想され、下げ余地は限定的ながら目先、「製品独歩安」相場が続きそうな気配である。
関連記事
- 2025/08/22 国内産業用ロボット生産Report#58 2025年前半 3年ぶり生産回復
- 2025/08/21 日本電線工業会出荷レポート#69アルミ電線 2025年前半出荷量前年比5%増加
- 2025/08/20 アルミUBC自治体入札2025#15 横浜市10月渡し、再び300円ステージの到来へ
- 2025/08/19 日本国内ケーブルPSIレポート#34電線概況 2025年前半 銅裸線需要減 アルミ線増
- 2025/08/18 アルミ合金&スクラップ市場近況2025#15 発生薄で地合いはしっかり 上値余地広がる
- 2025/08/18 LME Weekly 2025年8月11日-15日 ドル安・米利下げ観測のなかまちまち
- 2025/08/17 2025年6月 アルミUBC輸出統計分析 韓国向け急増、タイ向け急減も上半期累計は前年超え継続
- 2025/08/15 2025年6月アルミ再生塊輸入統計分析 数量は前月から増加、上期累計では前年超え維持
- 2025/08/14 2025年6月 アルミスクラップ輸出統計分析 アルミ合金スクラップは、累計数量・金額とも大幅前年割れ続く
- 2025/08/14 工作機械工業会受注速報 25年7月受注は3.6%増1284億円、2ヶ月ぶりに同月比増加