AGC ポリカーボネート事業の譲渡を発表
2025/07/23 18:09 FREE
AGC(AGC株式会社、本社:東京、代表取締役社長執行役員CEO:平井良典)は、7月23日、ポリカーボネート事業を譲渡することについて、住友ベークライト(住友ベークライト株式会社、本社:東京都品川区、代表取締役社長:鍜治屋伸一)と合意ししたと発表した。
AGCグループは、中期経営計画AGC plus-2026 のもと、“両利きの経営” を推進し、市況変動に強く、資産効率・成長性・炭素効率の高い事業ポートフォリオの構築を目指している。
同社のポリカーボネート事業は、30 年以上の歴史を有し、建材だけでなく産業、電子などの幅広い分野における豊富な品揃えにより、顧客の要望に応えてきた。なかでも、ツインカーボ®や光学シート材料などはマーケットで高い評価を受けている。
今般、同事業のさらなる成長・発展のためには、当該領域において高い技術力を有し、同社の資産等を有効活用できる住友ベークライト社に譲渡することが最善と判断、各製品は同社にて販売を継続する予定であり、同社のノウハウや強みを活かしながら、引き続きお客様に高品質な製品を提供していく。
1.譲渡する事業の概要
建材、産業、電子向けポリカーボネート製品の製造・販売
2.相手先の概要
・会社名: 住友ベークライト株式会社
・所在地: 東京都品川区東品川二丁目 5 番 8 号
・資本金: 371 億 43 百万円
・連結売上高: 3,047 億 73 百万円(2025 年 3 月期)
・連結従業員数: 7,981 名(2025 年 3 月末時点)
・事業内容: 半導体関連材料、高機能プラスチック、クオリティオブライフ関連製品の開発・製造・販売
(IR universe rr)
関連記事
- 2025/07/25 信越化学工業(4063) 1Qは円高もあり営業減益に、2Q以降は塩ビ市況がカギに
- 2025/07/24 アジアン廃プラマーケットレポート2025年7月 苦境に立たされるアジア樹脂市場
- 2025/07/24 国内化学薬品PSI実績Report #9アンモニア 販売量6年ぶり増加
- 2025/07/23 中部日本プラスチック 三菱ケミカルとマテリサPPの品質安定化を目的にトレーサビリティシステム実証開始
- 2025/07/23 JOGMECと住友商事、豪蛍石事業に11億円投資へ フッ酸材料の安定供給目指す
- 2025/07/23 欧州からの風:July 2025「EU使用済自動車規則案(ELVR):欧州議会・委員会が修正案を採択」
- 2025/07/22 富士商HDの都市産業 最新鋭の焼却施設を新設
- 2025/07/22 三菱ケミカル 超臨界水を用いた油化技術を有する豪州Licella Holdings社に出資
- 2025/07/22 国内化学薬品PSI実績Report #8硫酸 2025年国内需要 近年最も少ない
- 2025/07/18 プラスチックリサイクル市場、世界的に低迷継続——政策不透明・需要停滞・規制強化が重荷