新着情報

2025/09/01   アルミ合金&スクラ...
2025/09/01   経産省、インド鉱山...
2025/09/01   UACJアルミセン...
2025/09/01   25年リチウム市況...
2025/09/01   フェロクロム市場、...
2025/09/01   2025年8月LM...
2025/09/01   2025年8月LM...
2025/09/01   タイヤ:25年7月...
2025/09/01   2025年8月LM...
2025/09/01   新電力へのスイッチ...
2025/09/01   (速報)2025年...
2025/09/01   LME Weekl...
2025/09/01   炭酸リチウム輸入R...
2025/09/01   水酸化リチウム輸入...
2025/09/01   酸化コバルト輸入R...
2025/09/01   硫酸ニッケル輸入R...
2025/09/01   環境省 家電リサイ...
2025/09/01   東京製鐵の鉄スクラ...
2025/09/01   中国鉄鋼PMI:8...
2025/09/01   米追加利下げ観測な...

UACJアルミセンター、グリーン新地金100%のアルミ汎用薄板発売へ

9月1日、株式会社UACJ(本社:東京都千代田区、代表取締役:田中信二)は同社子会社である株式会社UACJアルミセンター(本社:東京都港区、代表取締役社長:高橋明)において、グリーン新地金(※1)100%のアルミ汎用薄板を2025年10月に発売すると発表した。グリーン新地金を100%利用したアルミ汎用薄板がコイルセンターでカタログ品として販売されるのは日本で初めて(※2)のこととなる。

 


アルミ汎用薄板製造のイメージ-1

 

アルミ汎用薄板製造のイメージ-2

 

 本製品は、マスバランス方式でグリーン新地金を100%適用したアルミ汎用薄板である。UACJグループでコイルセンター事業を担う株式会社UACJアルミセンターにて在庫販売を開始し、即納体制を構築するとしている。環境負荷低減に貢献することから、UACJグループが展開する環境配慮型製品・ブランド「ALmitas+ SMART」として販売する。グリーン新地金は、一般の新地金と比較する(※3)と、製造時の温室効果ガス(GHG)排出量が半分以下となる。なお、製錬時の発電源のみの変化のため、アルミ自体の品質には変化がないとのことである。


近年、カーボンニュートラルの実現に対する世の中の関心を受け、素材に対する環境貢献への期待が高まっている。特に、世界のCO2排出量のうち建築物関係は37%を占めており、建築分野での環境配慮の重要性が高まっている状況だ。今後、脱炭素社会実現のための方策の1つとして、建築分野を中心に、半導体製造装置分野、輸送機器分野などへの採用に向け、積極的な販売促進活動を行っていくと意気込んでいる。


※1 グリーン新地金:非化石エネルギーを発電源とした製錬により生産されるアルミ新地金


※2 2025年8月同社調べ
 
※3 日本輸入平均(一般社団法人日本アルミニウム協会2022年発行レポートより)

 

販売概要(今後ラインアップを変更する可能性がある)

 

UACJについて
 

株式会社UACJ(ユーエーシージェー)は、グローバルに事業を展開するアルミニウム総合メーカー。「アルミでかなえる、軽やかな世界」をスローガンに掲げ、素材の力を引き出す技術で、持続可能で豊かな社会の実現に貢献することを目指している。
 

飲料缶、自動車、IT機器、空調、航空宇宙・防衛などの幅広い分野に、アルミニウムの板、箔、押出、鋳鍛、加工製品を提供している。アルミ圧延を開始してから125年以上にわたり受け継いできた技術を生かし、人びとの暮らしや産業を支えている。また、アルミニウムの循環型社会構築に向け、さまざまな領域でリサイクルを推進していっている。

2025年3月期の連結売上高は9,988億円、グループ従業員は約10,200人。

 

(IRuniverse Ryuji Ichimura)

 

 

関連記事

関連記事をもっと見る