タケエイ 市原市プラ資源中間処理及び再商品化受注
タケエイは9月3日、9月2日付けで、千葉県市原市が実施したプラスチック資源中間処理及び再商品化業務委託公募プロポーザルにて受注候補者として選定されたと発表した。
1. 業務概要
(1)業務名:プラスチック資源中間処理及び再商品化業務
(2)履行期間:2027年4月1日から2030年3月31日まで
(3)受入施設:株式会社タケエイ 市原ソーティングセンター
タケエイは市原市と再商品化計画認定取得のための基本協定を締結し、2026年の認定取得に向けて、市原市と連携して再商品化計画を作成。認定取得後に、タケエイと市原市は中間処理及び再商品化事業委託契約を締結し、2027年4月1日から本格的な商用運転を開始する予定。
2. 施設概要
タケエイが市原市八幡海岸通に建設中の市原ソーティングセンターは、2025年4月に着工し、2026年6月の建設工事完了、同年10月からの操業開始を予定している。
建設中の市原ソーティングセンター
施設完成後のイメージ図
3. 同社事業における位置づけ
市原市では、「サーキュラーエコノミーの市原モデル」の実現に向けて、プラスチック資源循環促進法を活用し、家庭から回収したプラスチック製容器包装及びプラスチック製品を一括で収集したものを中間処理・再商品化し、再生した製品プラスチックを市民が再利用する資源循環の仕組みづくりを進めている。
同件は、同社グループが推進する「TRE環境複合事業」構想のうち、「廃プラスチック高度選別・再商品化事業」を行う市原ソーティングセンターにおける業務となる。地元企業として、市内でのプラスチック資源循環に寄与することで「市民・企業・行政が一体となった資源循環」の実現に貢献するとともに、市原ソーティングセンターを含む複合事業を本エリアで展開することで、プラスチック資源の排出から焼却処分までを市内で完結させることが可能となり、地域のカーボンニュートラル実現にも貢献する。
また、中長期的には、プラスチック資源の集荷元として広域的な排出事業者、利用先として素材メーカーなど外部パートナーの拡大・連携強化を通じて、資源循環に向けた事業スキームを構築していく。
(IR universe rr)
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