三菱ケミカルグループ※1は、持続可能な製品の国際的な認証制度の一つであるISCC (International Sustainability and Carbon Certification、国際持続可能性カーボン認証)PLUS認証の取得を開始した。同認証はリサイクル原料やバイオマス原料などが、製品製造を含むサプライチェーン上で適切に管理されていることを担保するもの。また下記製品は既に認証取得を完了している。
ISCC PLUS認証取得製品
三菱ケミカル株式会社 茨城事業所 エチレン、プロピレン、ベンゼン
三菱ケミカル株式会社 岡山事業所 ベンゼン、EVOH樹脂「ソアノール™」
三菱ケミカル旭化成エチレン株式会社 エチレン、プロピレン、C4留分、分解ガソリン
三菱ケミカル株式会社および三菱ケミカル旭化成エチレン株式会社は、ISCC(International Sustainability and Carbon Certification)の最新の規定に則り、ISCC PLUS認証の要求事項に準拠することを宣言した。 同社グループは今後、他拠点や各種誘導品についても同認証の取得を進めていく。順次、認証製品のマスバランス方式※2による提供も行う予定で、現在茨城事業所に建設中の廃プラスチックのケミカルリサイクル設備から得られる製品についても、同方式による提供を計画している。また、バイオマス原料のさらなる活用も検討している。
※1三菱ケミカルグループは、三菱ケミカルグループ株式会社とそのグループ会社の総称。
※2マスバランス方式とは、複数の原料(例:石油由来原料と廃プラスチック由来のリサイクル原料)を混合して製品を製造する際に、使用した特定の原料(例:リサイクル原料)の割合を任意の製品へ割当てる流通管理方式。
(IR universe rr)