豊田通商は8日、中古車オークション情報提供サービス「TOYOTA TSUSHO AUCTION(トヨタツウショウ・オークション:TTA)」の運営を開始したと発表した。アフリカをはじめとする新興国の中古車市場への輸出の拡大を目指すという。
豊田通商は国内提携先が有するオートオークション出品車両情報を同社のシステムを経由して、中古車輸出業を手掛けるグループ会社のカーペイディーエムのECサイト「Carused.jp(カーユーズド・ジェーピー)」に提供する。これにより、海外にいる顧客が「Carused.jp」を経由してTTAが提供する同情報を閲覧し、入札依頼および購入することを可能にする。
アフリカをはじめとする新興国では中古車市場が拡大しており、特に日本から輸入した中古車の需要が旺盛で、今後も増加することが見込まれている。しかし、新興国の中古車市場では、車両の品質や適正価格が不透明であることが多く、購入後に発生する故障などに顧客が悩まされるケースがあるという。

TTAのサービス概要については以下の通り。
新興国の中古市場に不透明感がある中、TTAは新興国をはじめとする海外の顧客に対して、車両検査を受けた品質の透明性が高い日本の 中古車を、適正な価格で購入する機会を提供する。顧客は、カーペイディーエムの「Carused.jp」を経由しTTAにアクセスすることにより、国内提携先で車両検査・評価を受けた中古車の車両状態票や車両画像などのオートオークション出品車両情報を自らの目で確認し納得した上で購入することができる。
豊田通商グループは、TTAの運営を通じて中古車市場の透明性を高め、中古車ユーザーに、より安心・安全な カーライフを提供していく。
(IRuniverse G・Mochizuki)
 
     
             
             
             
            