パートナーシップを締結したタウ・宮本社長(左)と会宝産業・近藤社長
損害車の買取・販売事業を展開するタウは8月19日、金沢市で自動車のリサイクル事業を展開する会宝産業とパートナーシップ契約を締結したと発表した。両社のノウハウや技術を活用して北陸初の「リサイクルタウン」の構築を図る考えだ。
主な連携内容は▽リサイクルタウンの構築・推進▽災害支援、および防災・減災に関わる活動の企画・推進▽業界課題解決に向けた共同プログラムの推進・啓蒙▽ほか、協定の目的を達成するために必要な事項▽地方公共団体およびパートナー企業等への共同提案――。
19日の締結式で、会宝産業株式会社の近藤高行社長は、「タウの環境問題への取り組みや持続可能な企業づくりに共感し、ぜひお手伝いしたいという気持ちから契約に至った。今後も、自動車の『あとしまつ』をつうじて、日本や世界の環境保全に貢献していきたい」と述べた。一方、タウの宮本明岳社長は「近年、各地で自然災害が発生しているが、悲観するだけではなく、会宝産業様と力を合わせリサイクルタウン構想を推進していきたい。30年後、50年後を見据えて資源を最大限に活かし、持続可能な社会の実現を目指していく」と語り、両者の連携強化へ向けた意気込みを表明した。
「リサイクルタウン」とはタウが2024年10月に本格始動させた循環型社会を目指したまちづくりの取り組み。会宝産業のほかには、大晃商事(秋田県)とパートナーシップを締結しているほか、佐賀県みやき町と浜屋(埼玉県東松山市)の3者間でも「リサイクルタウン構想連携協定」を結んでいる。
(IRuniverse)