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メビウスパッケージング 三社共同でのプラ容器リユース・リサイクル事業実装に向け実証実験開始

2025/10/08 15:11 FREE
メビウスパッケージング 三社共同でのプラ容器リユース・リサイクル事業実装に向け実証実験開始

-東京都環境公社の「サーキュラーエコノミーの実現に向けた社会実装化事業補助金」に採択-
 東洋製罐グループホールディングス株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:中村琢司)の連結子会社であるメビウスパッケージング株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:飯田高)は、10月8日、シーバイエス株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役会長兼社長:諸星重文)および鈴与エコプロダクツ株式会社(本社:静岡県袋井市、代表取締役社長:岩崎栄二)との三社共同で、業務用小型プラスチックボトルのリユース・リサイクル事業における実証実験を、2025年10月より開始すると発表した。

 

 同取り組みは、公益財団法人東京都環境公社の「サーキュラーエコノミーの実現に向けた社会実装化事業補助金」※1の対象事業として採択されている。

 

■取り組みの背景
 東洋製罐グループでは、中長期環境目標として「Eco Action Plan 2030」を掲げており、廃プラスチックや温室効果ガス(GHG)といった炭素を含むものを資源として捉え、リサイクル推進などの取り組みを通じて、資源循環社会の実現を目指してきた。

 

 今回その取り組みの一環として、リユース事業を通じて廃棄物やGHGの削減を目指している鈴与エコプロダクツ、およびプラスチック使用量削減を推進しているシーバイエスと共同で、プラスチック容器のリユース・リサイクルスキームの社会実装に向けた実証実験を実施する。リサイクルとリユースを組み合わせることで、1Way容器※2を製造した場合と比較してGHG排出量の大幅な削減※3に加え、プラスチック資源の使用量削減や、産業廃棄物処理・廃プラスチック処理費用の低減が期待できる。

 

※1 地域密着型のサーキュラーエコノミーの実現を目指す事業者等を支援するための補助金制度
Webサイト:https://www.circulareconomy.metro.tokyo.lg.jp/subsidized-business/social-implementation 
※2 一度だけ使用して廃棄されることを前提に作られた容器。東洋製罐グループでは、同容器のリサイクルを積極的に推進
※3 容器製造に関わる工程(原料採掘・採取から容器の製造・輸送、使用後の廃棄・リサイクル)で発生するGHGの排出量における、1Way容器を10個製造する場合と、リユース容器1個を10回使用する場合での比較

 

■取り組みについて
 2025年10月~12月と、2026年1月~2月の2つの期間において、メビウスパッケージングが製造したリユース用のプラスチック容器を、清掃用洗剤等の販売業者であるシーバイエス、およびリユース事業者である鈴与エコプロダクツと連携して、リユースとリサイクルの両面で循環させるスキームの実証実験を行う。

 

目的:
①事業収益性確保に向けた課題抽出およびプラスチック資源循環に関わる制度化(流通・回収)の提言
②プラスチック容器のリユース・リサイクルによる二酸化炭素量排出量の削減効果測定
③プラスチック資源(プラスチック容器原料)の使用量削減の測定
④産業廃棄物処理・廃プラ処理費用低減の測定

 


 

①リユース用プラスチック容器の製造およびレンタル
 メビウスパッケージングにて、清掃用洗剤・除菌アルコール・ハンドソープ向けのリユース用プラスチック容器を製造し、清掃用洗剤等の販売事業者であるシーバイエスへレンタル。

②卸売・小売り業者を通じて、事業系消費者へ
 シーバイエスにて、同容器へ洗剤等の内容物を充填した後、卸売・小売り業者を通じて、オフィスビルや工場などの事業系消費者に供出。

③使用済み容器の回収
 使用済みのリユース用プラスチック容器は、産業廃棄物業者により1Wayのプラスチック容器と一緒に回収され、鈴与グループの倉庫等を介して、鈴与エコプロダクツに送られる。
④使用済みリユース用プラスチック容器の洗浄・破砕
 鈴与エコプロダクツにて、回収された容器の洗浄・破砕を行います。使用済みのリユース用プラスチック容器は、洗浄され、その後シーバイエスより再使用される。1Way容器やリユースを繰り返して劣化した容器は、鈴与エコプロダクツにて粉砕された後、委託事業者にてペレタイズ(プラスチック容器の原料化)される。

⑤リユース容器へリサイクル
 メビウスパッケージングにて、ペレタイズされた再生材を一部使用したリユース用プラスチック容器を製造する。


(IR universe rr)

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