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週刊バッテリートピックス「第6回CEシンポ」「パナが米アマゾンに電池供給」など

2025/11/30 20:16
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週刊バッテリートピックス「第6回CEシンポ」「パナが米アマゾンに電池供給」など

 2025年11月25日~11月30日のバッテリー業界では、パナソニックエナジーによる米アマゾンのロボタクシーへの電池供給が目立った話題だった。日中関係は悪化しているが、山形大学系の企業が中国企業と半固体電池の量産に挑む。IR Universe /MIRUは「第6回サーキュラーエコノミーシンポジウム」 を開催した。

 

 IR Universeは2026年3月17-18日、東京・浅草で「第13回Battery Summit」を開催する。

 

関連記事:第13回 Battery Summit in TOKYO

 

<国内>

●「第6回サーキュラーエコノミーシンポジウム」名古屋で盛況のうちに開催

 IR Universe /MIRUは11月25日、「第6回サーキュラーエコノミーシンポジウム」 を名古屋市のミッドランドホールで開催した。環境省が使用済みリチウム蓄電池について講演するなど電池関連の議題もあった。

 

関連記事:不正ヤード対策やグリーンスチール政策の最前線―環境省や経産省が第6回CEシンポ登壇

関連記事:第6回 Circular Economy Symposium in Nagoya アーカイブ/ The 6th Circular Economy Symposium in Nagoya Archive (JPN/ENG)

 

●環境省、コミケに出展 リチウムイオン電池による火災防止啓発で

 環境省は、12月30~31日に開催される「コミックマーケット107」(冬コミ)に出展する。リチウムイオン電池による火災防止啓発を目的に、「アイドルマスター ミリオンライブ!」とのコラボグッズを配布する。9月から12月までの4カ月間にわたり実施中の「リチウムイオン電池による火災防止強化キャンペーン」のイベントの一環。

 

コミケでのイメージキャラクター

(出所:環境省ホームページ)

 

プレスリリース:アイドルマスター ミリオンライブ!とのコラボ広報 - リチウム蓄電池関係 | 環境再生・資源循環 | 環境省

関連記事: 週刊バッテリートピックス「政府予算案、太陽電池普及盛り込む」「ポルシェ電池生産断念」など

 

●名古屋電機工業、福岡の道路でカルコパイライト太陽電池の実験 監視カメラ向け

 名古屋電機工業(本社:愛知県あま市)は11月21日、自社ホームページ上で、「12月から福岡県内の3か所で、道路情報板および道路監視カメラにカルコパイライト太陽電池を活用した実証実験を開始する」と発表した。カルコパイライト太陽電池の監視カメラ搭載実験は日本初。

 福岡県がペロブスカイト太陽電池等を対象に給付する助成金を活用する。発電性能の評価とともに、将来的な設備のオフグリッド化を念頭に、実用性を検証する。ペロブスカイト太陽電池との併用を視野に入れる。

 

将来的なペロブスカイト太陽電池との併用イメージ

(出所:名古屋電機工業の発表資料)

 

プレスリリース:国内初!カルコパイライト太陽電池を活用した道路設備向け実証実験を福岡県で開始 - 名古屋電機工業株式会社

 

●山形大系BIH、中国の星川新能源と半固体電池

 

 山形大学系の電池スタートアップ企業BIH(バッテリー・イノベーション、本社:山形市)は11月27日、自社ホームページ上で、「車載向けの電池メーカーである中国の北京星川新能源電池科技と共同で、ハイブリッド車向け半固体電池の量産化技術を確立した」と発表した。半固体電池の量産技術の開発は世界初。

 2026年度中に車載用として半固体電池の製品化を計画する。まずは中国の自動車メーカー向け、次いで欧米企業向けに製品を提供する見通し。

 

●東京ガスと岡谷鋼機、北海道の系統用蓄電所を起工

 東京ガスと岡谷鋼機、および両社が共同出資する苫小牧パワーストレージ(苫小牧PS)は11月25日、北海道苫小牧市で系統用蓄電所「苫小牧パワーストレージステーション」の建設にあたり起工式を開催したと発表した。商業運転開始は2028年以降を予定している。

 

関連記事:東京ガスと岡谷鋼機、系統用蓄電所「苫小牧パワーストレージステーション」の起工式を開催

 

●ケミトックス、新設備でLib試験

 第三者試験機関のケミトックス(本社:東京・大田)は11月25日、リチウムイオン電池(LiB)試験について、市内の別の場所から移転して10月7日に竣工した山梨県北杜市武川町の「北杜LiB試験センター」で行うと発表した。

 

関連記事:ケミトックス リチウムイオン電池の安全性試験サービスを強化

 

●パナエナジー、米アマゾンのロボタクシーにLiB小提供

 

 パナソニックホールディングス(HD)傘下のパナソニックエナジーは11月25日、自社ホームページ上で、「米IT大手アマゾン・コム傘下で自動運転タクシー『ロボタクシー』を手がける「ズークス」にリチウムイオン電池を供給する」と発表した。2026年から最新の円筒形電池を納品する。

 

プレスリリース:パナソニック エナジー、米国の自動運転ライドシェアサービス企業ズークス社にリチウムイオン電池を供給し、急成長するロボタクシー分野へ参入 | 提携・共同発表 | 企業・経営 | プレスリリース | Panasonic Newsroom Japan : パナソニック ニュースルーム ジャパン

 

<海外>

●中国CATL、欧ステランティスとのスペイン工場が着工

 

 車載電池の世界最大手である中国の寧徳時代新能源科技(CATL)は11月26日、「欧州自動車大手ステランティスとの合弁会社が、電気自動車(EV)向け電池工場をスペインで着工した」と発表した。2026年末の稼働を目指す。

 

プレスリリース:CATL, Stellantis break ground on battery plant in Spain

 

●中国の電池輸出量、1-9月に24%増で過去最高・外電

 中国の電池と蓄電システムの2025年1-9月の輸出量は前年同期比24%増え、過去最高を更新した。ロイター通信のデータとしてAFP通信などの外電が11月26日に伝えた。

 また、11月12-13日に四川省で開催の動力電池の国際会議「2025年世界パワー・バッテリー会議(2025 World Power Battery Conference、2025年世界動力電池大会)」では、中国の識者が「2025年1-9月の中国の動力電池の販売量は前年同期比48.9%の786GWh、輸出量は32.7%増の129GWhに達した」と明かしたとも伝わった。

 

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(IR Universe Kure)

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