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週刊バッテリートピックス「LGがホンダに米電池工場資産を売却」「リサイクルの政府ワークショップ」など

2025/12/26 12:29
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週刊バッテリートピックス「LGがホンダに米電池工場資産を売却」「リサイクルの政府ワークショップ」など

 2025年12月22日~12月26日のバッテリー業界では、事業見直しとリサイクルに向けた試みのニュースが多かった。ホンダと合弁する韓国企業が、米国での電気自動車(EV)向け車載電池企業の資産をホンダに売却すると明かした。パナソニックは腕時計向け太陽電池を投資ファンドに売却する。一方、政府はワークショップ開催などリサイクルに注力した。

 

 IR Universeは2026年3月17-18日、東京・浅草で「第13回Battery Summit」を開催する。

 

関連記事:第13回 Battery Summit in TOKYO

 

<国内>

●ホンダ、米合弁の資産を韓国LGエナジーから買収へ 建屋など

 

 韓国電池大手のLGエナジーソリューションは12月24日、ホンダとの米合弁会社の資産をホンダに売却すると明かした。聯合ニュースをはじめ現地メディアが伝え、日本の一般紙も同日報じた。EV販売失速を受けた措置。

 売却するのは建屋などの資産で、売却額は4兆2000億ウォン(約4500億円)の見込み。ホンダとLGの米国法人は2023年1月、オハイオ州に合弁会社を設立していた。

 

●ミライラボ、EVバッテリーリサイクルシステムの構築で多摩グリーン賞

 環境企業のMIRAI-LABO(ミライラボ、本社:東京・八王子)は12月24日、自社ホームページ上で、「関連7社とEVバッテリーのリサイクルシステムを構築し、多摩グリーン賞最優秀賞を受賞した」と発表した。

 

7社連携のシステム

(出所:ミライラボ発表資料)

プレスリリース: MIRAI-LABO株式会社|ミライラボは第23回多摩ブルー・グリーン賞で「最優秀賞」を受賞しました

 

●古川電池、親会社の変更を発表

 古河電池は 12月24 日、同日付で「親会社が古河電気工業からP78に変わった」と発表した。AP78による買収に伴う措置。

 

関連記事:古河電池、24日付で親会社AP78に――TOBなど手続き完了で

 

●パナ、腕時計向け太陽電池の系列会社を投資ファンドに売却

 

 

 パナソニック・ホールディングス(HD)は12月23日、自社ホームページ上で、「太陽電池の関連会社を投資ファンドに売却する」と発表した。

 同社が管理・運営を行う太陽電池製造のパナソニックソーラーアモルトン(本社:福島県喜多方市)を、日本の投資ファンドのジェイ・ウィル・パートナーズ(本社:東京・千代田)の子会社に売却する。売却後には茨城県のファンドからの出資も予定する。

 パナソニックソーラーアモルトンは、腕時計や電卓に使用するアモルファスシリコン太陽電池(アモルトン)の開から販売までを手掛ける。特に腕時計向けの国内シェアはトップクラス。

 

プレスリリース/パナソニック ソーラー アモルトン株式会社の株式譲渡について | 経営・財務 | 企業・経営 | プレスリリース | Panasonic Newsroom Japan : パナソニック ニュースルーム ジャパン

 

●政府、リサイクルのワーキンググループ開催 リチウム蓄電池など

 経済産業省と環境省は12月23日、指定再資源化製品ワーキンググループ(第2回)およびリチウム蓄電池使用製品の回収・リサイクルワーキンググループ(第2回)を開催した。

 

関連記事:経済産業省・環境省が指定再資源化製品ワーキンググループ/リチウム蓄電池使用製品の回収・リサイクルワーキンググループを開催(前編)

関連記事:経済産業省・環境省が指定再資源化製品ワーキンググループ/リチウム蓄電池使用製品の回収・リサイクルワーキンググループを開催(後編)

 

●環境省、廃電池火災の対策パッケージ

 石原宏高環境相は12月23日、廃リチウムイオン電池(LIB)の発火防止とリサイクル推進を目的とした包括的な対策パッケージを公表した。

 

関連記事:リチウムイオン電池、廃棄処理設備に補助金

 

●東京薬大、「泥電池」のクリスマスツリー

 東京薬科大学は12月22日、ホームページ上で、同校で展示している「泥電池」使用のクリスマスツリーを公表した。

 生命科学部生命エネルギー工学研究室の教員と学生が、東芝有志社員の協力を得て作成した。泥の中に生息する微生物が生み出す電子を電気として利用する。泥は大学内にある薬用植物園の池から採取した。

 

「泥電池」電球のクリスマスツリー

(出所:東京薬科大の発表資料)

 

プレスリリース:微生物が生む小さな光-企業連携で実現、泥電池で光るクリスマスツリーを学内展示-|プレスリリース|生命科学部:ニュース&トピックス - 2025年度|東京薬科大学

 

●東レ、韓国LG化学との合弁終了

 東レは12月18日、韓国のLG化学と折半出資していた合弁会社の持ち分売却が完了したと発表した。

 

関連記事:東レ LG Toray Hungary Battery Separator Kft.の売却⼿続きの完了を発表

 

<海外>

●中国、車載電池が年間82万トン廃棄 EVの廃車時期迎え・報道

 中国ではブーム初期に購入されたEVが廃車時期を迎え、年間82万トンのバッテリーが廃棄される見通しだ。政府や自動車メーカーはシステム構築を急ぐが、回収などの対応は追いついていないという。米マサチューセッツ工科大学系メディアのMITテクノロジー・レビューが12月25日に伝えた。

 

●韓国サムスンSDI、KGモビリティと次世代バッテリーパック技術を共同開発へ

 韓国電池大手のサムスンSDIは12月23日、自社ホームページ上で、「韓国の自動車メーカーKGモビリティと、EV向け次世代バッテリーパック技術の共同開発に関する覚書を締結した」と発表した。

 サムスンSDIの46シリーズ円筒形バッテリーセルを使用したバッテリーパック技術を基軸に、次世代電池を共同開発する。開発した製品はKGの自動車に搭載する。

 

サムスン46シリーズ円筒形バッテリーセル

(出所:サムスンSDI発表資料)

プレスリリース:SAMSUNG SDI Teams Up with KGM to Develop Next-Generation EV Battery Pack Technologies

 

(IR Universe Kure)

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