Loading...

豪American Tungsten & Antimony社 米ユタ州に認可済み製錬所確保でタングステン生産加速

2026/01/31 08:02
文字サイズ
豪American Tungsten & Antimony社 米ユタ州に認可済み製錬所確保でタングステン生産加速

アンチモンとタングステンに注力している豪州企業American Tungsten & Antimony社は1月28日、米国のユタ州においてDutch Mountainプロジェクトおよび許可・認可完全取得済みの製錬所を買収し、タングステン生産加速への道を確保したことを発表した。

 

私有地にあるという同製錬所は、ユタ州のClifton (Gold Hill)鉱区で唯一、完全許可を取得しており、かつ操業実績のある(2017年まで前所有者のもと稼働していた)タングステン加工施設とのこと。認可・許可をすべて取得済みの施設であるため、American Tungsten & Antimony社は米国内の鉱山プロジェクトで通常見られる、最大約7年かかる長期の連邦許可プロセスを回避できることとなり、これによりタングステン生産に向けた開発期間を大幅に短縮できる見込みだ。

 

Dutch Mountainプロジェクトは、複数の鉱山・鉱床で形成されており、探査が不十分な高有望性タングステン地区や、米国で最も直近まで稼働していたタングステン鉱山であるFraction Lode鉱山も含む。同鉱山での歴史的生産量は、スカルン(skarn, マグマと石灰石などの化学反応により得られる鉱物集合体)および脈状鉱床由来の灰重石(scheelite)計275トン(推定原鉱品位1.7% WO₃、歴史的平均採掘原鉱品位1.5% WO₃)と述べられている。

 

同社のマネージング・ディレクターAndre Booyzen氏は、「重要鉱物に向けた争奪戦において、時間は最も貴重な資産です」とし、完全認可取得済み製錬所の取得により、これまで多くの米国鉱山プロジェクトを制約してきた規制上の遅延から開発スケジュールを短縮できる可能性に自信を見せている。

 

なお、同社は現在、2026年第2四半期中の米ナスダック上場を目指して手続きを進行中でもあり、こちらに関しては1月23日に声明が発表されている。

 

 

(IRUNIVERSE A.C.)

 

関連記事

新着記事

ランキング