Loading...

大平洋金属:26/3期3Q決算発表

2026/02/06 17:30
文字サイズ
大平洋金属:26/3期3Q決算発表

 2月6日15時、大平洋金属は26/3期3Q決算を発表し、先月30日に修正した業績見通しを据え置いた。3Q決算なので説明会は無い。

 

関連記事

 ⇒「大平洋金属:26/3期業績見通しを修正

 ⇒「大平洋金属:年末より株価上昇中だが・・・

 

<26/3期3Q実績>

〇3Q実績

 売上高並びに損益の大半を占めるニッケル事業の主需要先であるステンレス鋼業界は、中国において鉄鋼等の過剰生産を解消するため抑制政策を公表したものの、不動産市場の停滞に伴う建築需要の低迷が長期化等からその効果は急激に発現せず、また、近年、生産量が急伸するインドネシアは米国の通商政策の不確実性に伴い一時影響を受けるなど、設備稼働率は総じてばらつきが見られる推移となった。

 フェロニッケル需要は、前述の環境に加え、価格優位性の見られるニッケル銑鉄へ調達がシフトしており、また、カーボンニュートラルを意識したステンレススクラップ配合比率見直しも見られ、鈍化傾向の推移となった。

 調達面では、フェロニッケル製品の主原料であるニッケル鉱石の価格は底堅いニッケル鉱石需要等を背景に価格高であり、また、諸原燃料価格は世界的に高水準であり、生産コストは高止まりが継続した。

 LMEにおけるニッケル価格は、中国景気の停滞、外国為替相場や金融資本市場の変動及び中東地域やウクライナ情勢の緊迫化等の複合的な要因が意識される中で、一定のレンジで推移した。

 その中で、同社のフェロニッケル販売数量は、前述した価格優位性の見られるニッケル銑鉄の価格が同社の販売価格へも影響することから一定の収益性を損なわない戦略的な数量抑制方針を継続したため、前年同四半期比35.9%の減少となった。

 フェロニッケル生産数量は、販売数量抑制方針であるため、前年同四半期と比べ減少した。

 フェロニッケル製品の販売価格は、同社適用平均為替レートは前年同四半期比1.8%の円高、同社適用LMEニッケル価格は前年同四半期比12.3%下落し、また、同社適用価格相場に加えて、ニッケル銑鉄の価格も一部参考としたことから従来と比べ販売価格安となり、収入が伸び悩む厳しい販売環境が継続した。

 売上高が67億円、前年同四半期比では37.0%の減収。損益面では、営業損失は▲52.0億円(同▲63.0億円)となったが、営業外収益へ持分法による投資利益59.8億円を計上したこと等により経常利益は10.4億円(同▲20.7億円)、当期理経6.8億円(同▲17.6億円)となった。

 

図表1、26/3期3Q実績(百万円、%)

出所:会社発表資料よりIRU作成

 

<26/3期通見通し>

 先月末に26/3期業績見通しを修正したてなので、その数値を継続した。下図は、修正したってのため、前回予想数値は修正前を使用した。

 

図表2、26/3期業績見通し(百万円、円/株)

出所:会社発表資料よりIRU作成

 

<参考>

図表3、四半期別の業績推移(百万円、%)

出所:会社発表資料よりIRU作成

 

図表4、LMEニッケル価格と同社の株価推移(%、25年末=100)

出所:LME、YahooファイナンスよりIRU作成

 

 

(IRuniverse 井上 康)

関連カテゴリ

関連記事

新着記事

ランキング