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タングステン、日本企業の値上げ相次ぐ 三菱マテ、モルディノ、住友電工…世界的な原料品薄で

2026/04/29 18:27
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タングステン、日本企業の値上げ相次ぐ 三菱マテ、モルディノ、住友電工…世界的な原料品薄で

 4月下旬から、日本企業のタングステン製品の値上げが相次いでいる。三菱マテリアルが4月28日に値上げを発表したのをはじめ、傘下の切削工具 メーカーのモルディノ(MOLDINO )が4月23日に受注制限を発表。住友電気工業も4月20日に価格改定を発表した。原材料となるタングステン粉末などが国際市場で枯渇し、加工企業側も耐え切れなくなっている。

 モルディノは発表資料で、「タングステン原材料の安定的調達の見通しを立てることが困難」とし、鋼ホルダー及び部品を除いた全超硬製品について、「予想を超える受注、新規受注の制限または停止を実施する」とした。特殊品については都度相談とする。

 

プレスリリース: 世界的なタングステン供給不足に伴う超硬製品の受注制限についてニュース詳細|ニュース|株式会社MOLDINO

 

 三菱マテリアルと住友電工、粉末冶金製品のタンガロイはそれぞれ、6月1日の受注分から販売価格を改定する。住友電工はタングステンリサイクルにも力を入れる。

 

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 タングステン価格は中国が2025年2月に輸出規制の対象に含めてから国際市場で枯渇し、価格が急騰した。4月29日時点では高値$3200/MTUと、中国の規制前である2025年2月時点の$300台からほぼ10倍に高騰した。

 

2025年2月からのタングステンAPT価格の推移(EU Free market)($/MTU)

 

 ただ、中国自身もタングステンは枯渇している。数年前から採掘する鉱石の品質低下が問題になっていたほか、当局が環境汚染を問題視もしていた。足元のデータを見ても鉱石採掘量が落ちる一方で輸入を増やしており、APTは中国国内価格も高騰している。先行きの値下がり見通しが立たないため、投機的資金も流入しているとされる。

 

関連記事:タングステン市場近況2026#4 変調、APT高値は小幅安 中国鉱石価格も値下がり

 

Kure

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