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2026年4月LME銅相場&国内銅建値の推移 大幅反発後高値圏維持、イラン情勢と投機資金が相場主導

2026/05/01 11:56
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2026年4月LME銅相場&国内銅建値の推移 大幅反発後高値圏維持、イラン情勢と投機資金が相場主導

2026年4月のLME銅相場&在庫、国内銅建値の推移は以下表の通り。

基準となるLME銅相場の動きは大幅反発後、高値圏での乱高下。月初はイラン情勢の緊張緩和(停戦合意)を受けて急反発し、その後も停戦協議期待と難航懸念が交錯する中で、13,000ドル台を軸とした高値圏推移となった。

月間の値動きを見ると、
CASHの月間LOWは4月2日 12,147.0ドル、3Mは12,236.0ドル。
一方、HIGHは4月24日 CASH 13,230.0ドル、3M 13,295.0ドルと、いずれも月後半にかけて高値を更新した。

月間平均では、
CASH物が12,891ドル、3M物が12,970ドル(小数点以下四捨五入)と、前月の大幅下落から一転して明確な反発基調となった。

■ 在庫動向:急増後の高止まり
在庫は3月末の約36万トンから、4月は一時40万トン台(最大402,625トン)まで急増。
その後はやや取り崩しが見られるものの、月末時点でも約39万トン台と、高水準での滞留が続いた。
価格が上昇する局面で在庫も積み上がるという構図は、
現物需給の逼迫というより、金融主導の上昇を示唆する動きとみられる。
キャンセルワラント比率は前半は前月のからさらに増加17%水準で推移したが、中盤10-12%水準に低下した。COMEX在庫は月初58万トン台後半水準から月末60万トン台後半までほぼ2万トン増加、前月の流入から流出へ反転した流れが、再び流入に再反転した。。
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■ 相場の特徴:地政学+投機資金主導
4月相場の特徴は以下の通り。
•    月初:イラン停戦合意 → 急反発(リスクオン) 
•    中旬:停戦期待+株高 → 続伸 
•    下旬:交渉難航懸念 → 高値圏で反落・乱高下 
特に注目されるのは、13,000ドル台を維持した点であり、これは単なる地政学要因だけでなく、
•    中国マネー流入 
•    ドル安基調 
•    金属全体への投機資金シフト 
といった金融要因が強く作用した結果と考えられる。
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■ 総括
4月の銅相場は、
「リスク緩和による反発」から「投機主導の高値維持」へ移行した局面
と位置づけられる。
在庫は増加し、現物需給のタイト感は限定的である一方、価格は高値圏を維持しており、
実需と価格の乖離が拡大している状況がうかがえる。
このため、足元の価格水準は需給ファンダメンタルズよりも、
地政学と資金フローに強く規定された相場である可能性が高い。
今後は、
•    イラン情勢の帰趨 
•    中国実需の回復有無 
•    在庫の消化進展 
が、高値維持か調整入りかを左右する焦点となる。


LME銅相場セツルメント($/トン)推移 3カ月

 

為替円(USD TTS)
イラン情勢を巡る緊張と停戦期待に振られる展開となったが、総じて円安圏での推移が継続した。月前半は中東情勢を材料にドル買いが優勢となり、160円台を中心とした推移となった。
月間HIGHは30日161.39円、LOWは8日159.65円。
月平均は前月159.68円に対し当月160.33円で、0.65円の円安となった。
もっとも月末にかけては流れに変化も見られた。4月30日には、片山財務相および三村財務官の発言を受けて円買い・ドル売り介入への警戒感が強まり、ドルは対円主導で下落。一時155円台まで急落するなど、円高方向への振れも確認された。
総じて4月は、
地政学リスクによるドル高圧力と、日本当局の為替牽制による円高圧力がせめぎ合う中で、やや円安に傾いた月
という評価になる。


 

国内銅建値
国内銅建値は概ねLME銅相場に連動した動き。月初は据置の2,040円でスタートしたが、その後はLMEの反発基調を受けて段階的に引き上げが行われた。
9日に2,090円、13日に2,140円、15日には2,200円へと上昇。さらに20日には2,210円、23日には2,230円まで引き上げられ、月後半にかけては過去最高値圏で推移した。
中旬以降はイラン情勢の緩和期待やLME銅の13,000ドル台回復を背景に、一貫して上昇トレンドとなったが、22日には一時2,180円へ小幅調整も見られた。
月間平均は、前月2,089.50円に対し当月2,142.00円と、52円50銭高の反発となった。

LME銅相場($/トン)・国内建値(JPY/kg)推移1カ月

 

(2026年3月から2026年4月のLME銅相場&在庫の推移)

  (為替相場推移一覧)

国内建値推移(JPY/Kg)

 

 (IRUNIVERSE S. Aoyama)

 

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