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硫黄価格が高値更新 中東メーカーがそろって値上げ、紛争ぼっ発からは8割高に

2026/05/08 17:14
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硫黄価格が高値更新 中東メーカーがそろって値上げ、紛争ぼっ発からは8割高に

 硫黄価格が一段高となっている。5月8日はRMB6866/tonを付け、4月8日に付けた過去最高値を上回って推移している。中東の硫黄メーカーが相次ぎ値上げに踏み切ったと伝わった。中東情勢の不透明感がなお根強く、停戦後も供給不安が長引くとの見方から価格が上昇している。

 

 過去3か月の硫黄価格の推移(RMB/ton)

 

 硫黄価格は米国とイスラエルがイランを攻撃する直前の2月27日(RMB3843)からは、78.6%値上がりした。

 5月6日の上海有色網(SMM)によると、アブダビ国有石油会社(ADNOC、アドノック)の5月の硫黄の公式販売価格(Official selling price、OSP)は$760/mtで、前月から$160の値上げとなった。クウェート石油公社( Kuwait National Petroleum Company、KPC)も単位当たり$195、カタール・エナジーは$170のそれぞれ値上げ。いずれも$100を超える大幅な値上げとなった。

 

 中東ではホルムズ海峡の実質閉鎖で流通が滞るほか、製油所などへの攻撃の可能性も残り、生産施設の稼働率が落ちている。このため、もし紛争が終結しても、しばらくは生産量の回復が難しいとみられている。

 硫黄は硫酸の原料になるほか、ニッケルの精錬などにも使われる。日本の硫酸価格やインドネシアのニッケル価格にも影響が波及する恐れがある。

 

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