日本政府が出資するオーストラリア資源のライナス・レアアースは6月4日、上場するオーストラリア証券取引所(ASX)で、「7月1日付でポル・ル・ルー(Pol Le Roux)氏が暫定最高責任者(CEO)に就任する」と発表した。同社のトップ交代は12年ぶり。
プレスリリース: 03097415.pdf
ルー氏は現最高執行責任者(COO)。2010年にライナスに入社し、マレーシアおよび西オーストラリア州の拠点運営、サプライチェーン、主要プロジェクト、健康・安全・環境、研究・イノベーションチームを担当している。現CEO兼マネージングディレクターのアマンダ・ラカゼ氏の在任は6月末までで、9月末までを引き継ぎ期間とする。
ラカゼ氏の在職期間中に日本はライナスとの関係を深めた。2023年3月に経済産業省が同社への出資を決めたのを皮切りに、2025年秋には双日が同社産の重希土類輸入を始めた。2026年に入ってからは、3月に最低価格を保証する形での長期供給契約を結んだ。同社のマレーシア工場の製品は対日輸出品が中心で、3月からはサマリウムの生産も始めた。
関連記事:豪ライナス・レアアース、日本との長期供給契約を獲得 買取規模や最低価格も保証
関連記事:双日、豪州由来レアアースの輸入を開始