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ITがもたらす資源リサイクラーの変革〜トライシクル株式会社

2019.09.17 10:11

 9月10日(火)に開催されたIRRSG@学士会館(千代田区神田錦町)二人目の登壇者は、当シンポジウムではすっかりお馴染、いろいろとお力添えも頂いている東港金属およびトライシクル社 社長の福田隆氏だ。氏が見通す業界の今後、ITの活用など、その慧眼の数々をお届けする。なお、非鉄全連 リ環推 進会楽チャンネル(https://www.youtube.com/channel/UCs2170RBR6cU3gL5XpVvd6Q)にて、今回のIRRSG第6回例会の模様も、後日公開される。チャネル登録お願いします!

 

 

ルーティンワークはITでサクッと

写真 福田氏は、まず福岡市が始めた「LINEによる粗大ごみ収集サービル」について触れた。これは、福岡市公式LINEアカウントに対しメッセージを送れば収集してくれるサービスで、処分費もLINE Payで支払えるというものだ。こうなると産廃業者によるスクラップの回収も同等にシステムで行えるようになり、もはや会社の窓口は不要になる。

 

 また、産廃処理業の浜田が先頃設置した廃棄物処理依頼を受けるオペレーションセンターについて解説。全国対応で廃棄物処理の依頼や問い合わせに対応し、配車、撤去、処理手配を行う。さらに関連書類の作成、顧客管理、提携企業管理なども行う。

 

 福田氏はこうした進展を見て、もはや「問合せ」対応は営業ですらなくなった、と語る。

 

 では、営業はどう変わったのか。昭和・平成中期は売り込み、PRが中心。平成後期・令和においては市場開発・顧客の課題顕在化、課題解決バートナーヘ変化している。

 

 ここで福田氏の視点で面白いのは、営業は「スナックのママにならないければならない(沢山の顧客の話を聞いて次から次へと課題解決をする)」ということ。時間をかけてルーティンワークをしている暇はなく、深堀りのためにコミュニケーションに時間をかけ、ルーティンワークや問合せ対応はツールを使って、出来る限りサクッとこなすことが必要なのだ。

 

 そんな時代なのに、産廃業界はいまだに超非効率。21世紀も19年目になっても、大量のファックスでやり取りをしており、東鉄建値や電気銅建値が変わるたびに、顧客に電話をかけまくったりしている。配車のやり取りで半日かけたり、マニフェスト管理や帳簿作成に大変な手間と労力を要している。福田氏は「これを解決したいと強く思う」と語る。

 

 

リサイクル業界は旧態依然として変わらない

 さらに、リサイクル業界の市場に関して語る。例えば自動車産業は2000年比で台数は50%、時価総額は約3倍になった。情報通信業では1995年当時でインターネットトラフィックは180TBであったにも関わらず現在では156EBに、ネット企業の時価総額は1,000倍にもなっている。

 

 しかしリサイクル系産業ではここ20年程度の中で、ほとんど伸びがない。

 

 

グラフ

 

 

 そこで、今後のリサイクルのあり方を変える必要がある。それが「3R循環型のリサイクルからサーキュラーエコノミーへ」という考え方だ。単純な円形の循環からマルチな流れへ。リペアして直して使う、シェアリングする、またリユースするなどいろいと枠が出てきている。これを実現するにはITを活用するのが一番の近道といえる。

 

 

図

 

 

 そこで福田氏が目をつけたのが、BtoB市場における不要品のリユース事業だ。近年ではメルカリのように中古品市場が急拡大している。これは主にCtoCだが、BtoB市場においても開拓余地がある。

 

 トライシクルでは、目指す起業像として『ECO×TECHNOLOGY=Eco Tech』を挙げている。そんな同社が開発、リリースしたのが、出品も購入も最短60秒。「すてる」をなくす企業向けフリマサービス『ReSACO(リサコ)』だ。

 

→(関連記事)シェアリングはサーキュラーに通ずmoreリマン、リユース!(後編)〜トライシクル 福田隆氏

 

 『ReSACO』では「プレミアム無料回収サービス」や、ワンストップ 撤去・移転案件対応の『不要品まるっとおまかせサービス』なども展開。顧客開拓に余念がない。

 

 また『ReSACO』は物置きのシェアリングサービスを行う『モノオク』とも業務提携、さらにサーキュラーエコノミーの推進として、廃棄物からの部品(パーツ)取り、不要品に付加価値を付けたリメイクも行う。

 

 さらに同社では産廃処理における委託契約書を電子化する『エコドラフト』も開発中だ。このサービスは従来の紙ベースの取引きに比べ、大幅に作成時間を短縮し、修正も容易、印紙代不要、紛失リスクもほぼない。弁護士ドットコムが運営するクラウドサインと連携するので、契約締結の法的根拠も担保される。

 

 最後に、いまの時代は「行動にこそ価値がある」ということを強調、失敗が経験値を高めることを語った。

 

 

(IRuniverse kaneshige)

 

 

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