鉄鉱石のタイト感が出始めてきた。需要面では世界の粗鋼生産の過半数を占める中国でインフラ債増額が容認されたことで高炉メーカーが増産を開始。一方、供給面では、鉄鋼石産出国であるブラジルで供給減リスクが現実味をおびてきた。ブラジルは、新型コロナウイルスの新たな流行地となってきたからだ。経済優先政策を進めるボルソナロ大統領ではあるが、新型コロナの感染者数は20万人越え、死者が3万人に達しようとしている。

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