おめでとう原田幸明先生!春の叙勲で瑞宝小綬章を受章
令和4年春の勲章受章者が決定した。政府が4月29日に発表したところによると、非鉄金属関連ではフジクラ社長を務めた大橋一彦氏(80)が、旭日中綬章を受章、また、瑞宝綬章では元物質・材料研究機構エコマテリアル研究センター長の原田幸明氏(70)が受章した。
IRuniverseバッテリーサミットでも講演とMC
原田幸明氏は、1950年長崎県壱岐生まれ。1974東京大学工学部金属工学科卒業。1979年東京大学大学院博士課程(金属工学)修了(工学博士)。1980年に科学技術庁金属材料技術研究所に入所し、2002年~2006年まで「物質・材料研究機構エコマテリアル研究センター長」を勤めた。2007年~2009年同機構材料ラボ長。2009年~同機構元素戦略センター長。2011年元素戦略材料研究センター元素戦略調査分析統括グループ長、エコマテリアルフォーラム会長、日本LCA学会副会長 などを歴任している。
同氏が長く在籍した物質・材料研究機構エコマテリアル研究センターのミッションは、持続可能な循環型社会のために、環境問題を考慮し環境に調和した21世紀型の物質・材料技術の確立を目指す。そのために、地球環境への負荷が低く、かつ循環性に富む材料や物質利用技術の開発をすすめる。世界的な爆発的ニーズの増大も支えることのできる資源生産性に富む新たな機能を生み出す素材の創出を目指し、これらのエコマテリアルを開発し使用していくための国際的な指針やガイドラインの鮮明化に努める、となっている。
広範な知識を、縦横無尽に繰り出す話術は、人心を的確につかむことで殊に有名。SDGsやサーキュラーエコノミーには先見の明を持ち、まさにこの分野を牽引してきたといっていい。
弊社IRuniverseには、アドバイザー的な立場として、陽に陰に、あるときはご意見版、あるときは応援団として参画。弊社主催の講演会でも、講師およびMC(司会)として、ご協力頂いている。我々としては、師とも親とも仰ぐ存在である。
幸明先生、本当におめでとうございます!
(2022年1月14日 IRUNIVERSE主催のバッテリーサミット(学士会館)にて 右から2番目が原田幸明先生)
(バッテリーサミットの懇親会でも名司会ぶりを発揮)
―追記―
振り返れば、常にIRUNIVERSEのLIVEには原田先生本人講演も含めて大舞台での司会はほぼ原田先生を起用してきた。今では都市伝説的ではあるが、2019年1月のバッテリーサミットの懇親会で原田先生が吉野彰氏(旭化成)にぜひノーベル賞を!とエールを送ったら、実際その2019年の11月に吉野氏のノーベル賞受賞が決まり、原田先生のエールが効いた、のでは?とまことしやかに語られております。そして翌年2020年1月30日のバッテリーサミットでは完全なノーベル賞祝賀会的な懇親会となり、そこでも原田先生は名司会ぶりを発揮してくれたことはいまだ記憶に新しい。(YT)
(2020年1月のバッテリーサミット懇親会での原田先生&吉野先生)
(IRuniverse.jp)
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