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伊藤忠、脱炭素社会実現を目指し韓国ロッテケミカル社と水素・アンモニアビジネスでMOU締結

 伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井敬太、以下「伊藤忠商事」)は、ロッテケミカル株式会社(以下「ロッテケミカル社」)と、脱炭素社会実現を目指した水素・アンモニア分野での協業に関するMemorandum of Understanding(MOU)を締結した。

 

 今後両社は脱炭素燃料として注目される水素・アンモニア分野での協業に向けて、①アンモニアの取引、②日本及び韓国市場を対象としたアンモニアインフラ活用調査、③日本及び韓国を対象にしたアンモニア市場調査、④クリーンアンモニア生産設備への共同投資調査、⑤水素分野での協業可能性調査などを共同で検討して行く。

 

 アンモニアは低コストで効率よく輸送・貯蔵できる水素キャリアとして注目されており、燃焼時にCO2を排出しない燃料として、火力発電所や船舶での利用等における温室効果ガスの排出削減効果が期待されている。日本政府は「2050年カーボンニュートラルにおけるグリーン成長戦略」において、2030年に3百万トン、2050年に30百万トンの国内需要量を見込んでいる。

 

 伊藤忠商事は中期経営計画の基本方針のひとつに「SDGs」への貢献・取組強化を掲げ、安定的なアンモニア供給のためのサプライチェーンの構築に向けた取組みを強化しており、カナダでのブルーアンモニア(※)製造販売事業プロジェクト、アンモニア燃料船の開発と舶用アンモニア燃料の国際バリューチェーン構築、ブルーアンモニアの肥料用途における利用等を推進している。

 

 ロッテケミカル社は、ロッテグループ75社の最大の売上高を誇る中核企業として、世界に26カ所の化学品生産拠点を保有する韓国の総合化学メーカー。同社は2021年7月に2030 New Growth Roadmapを公表し、水素・アンモニア、バッテリー、リサイクルの新規分野への取組を通じて株主価値創造を経営方針として打ち出しており、2030年に水素120万トンの供給を掲げている。

 

 また、今年3月に当社が投資した世界初の大型クリーン水素インフラ投資ファンド「Clean H2 Infra Fund」には、ロッテケミカル社も投資しており、水素分野における協業も推進して行く。

 

 日本と韓国は、エナジートランジションにおいて重要な役割を果たす脱炭素燃料の主要な輸入国として大きな存在感を発揮することが見込まれる。伊藤忠商事は、ロッテケミカル社と共に、このMOUをプラットフォームに、共同調達や物流の最適化等を通じて競争力のある脱炭素燃料の確保を目指す。日本と韓国における持続可能なエネルギーシステムの構築に向けた取組みを加速し、低炭素化社会の実現を目指す。 

※ブルーアンモニア:従来の化石燃料由来のアンモニア製造プロセスによって生成される二酸化炭素を地中深くに貯留・圧入するCCS(二酸化炭素回収・貯留)等の工程を加えることで製造されるアンモニア。

 

 

写真
2022年7月21日 MOU締結の様子
 左から伊藤忠商事田中エネルギー・化学品カンパニープレジデント、ロッテケミカル社・基礎素材事業 黃鎭求(ファン·ジング)代表

 

 

(IRuniverse.jp)
 

 

 

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