TRE ホールディングス 2023年3月期第1四半期報告
【経営者による財政状態、 経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、 2023年3月期第1四半期連結会計期間の末日現在において判断したもの。
経営成績の状況
同社は、地球の環境保全に貢献するべく、 高度循環型社会の実現に向けたリサイクル事業の深化や、 脱炭素社の実現に向けたエネルギー事業の推進、 新たな技術開発やビジネスモデルを構築し、 効率的かつスピーディーな事業展開を目指して、(株)タケエイとリバーホールディングス(株)の経営統合により2021年10月1日付で設立された。 なお、当第1四半期連結累計期間は、 同社の設立後最初のものとなるため、 前年同期との対比は行っていない。
同第1四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の新規陽性者数が減少するのに伴って緩やかな回復基調にあったが、足元では感染が急拡大するなど、依然として注意を要する状況にある。 設備投資は、 半導体などの供給不足やロシア・ウクライナ情勢等を受けて先行き不透明感は残るものの、 企業の設備投資意欲は引き続き改善傾向が維持されている。
同社グループと関連の高い建設業界については、 新設住宅着工戸数及び建設工事受注は回復基調にあったが、資材価格高騰や納期の遅れなどの影響により、 伸びが鈍化している。 また、 鉄スクラップ相場は脱炭素社会に向けた取組などの影響から需要増となり高値で推移したが、 中国でのロックダウンによる物流の停滞などがアジア圏の鋼材や鉄スクラップの需要を低下させたことで、2022年4月初めに64,500円/トン (東京製鐵(株) 宇都宮工場特級価格) でしたが、6月末には51,000円/トンまで下落している。
このような状況下、 廃棄物処理再資源化事業においては、 原価低減及び廃棄物の製品化などが奏功しているが、資材価格高騰や工期遅延、 前期に東北復興PJが複数終了したこと等の影響を受けた。 資源リサイクル事業においては、依然として高値で推移している資源価格と中間処理施設における分選別強化により、業績は順調に推移した。 再生可能エネルギー事業においては、 6発電所のうち4発電所において法定点検 定期修繕を実施した。 その他の事業においても、グループ内において相乗効果を図る製品開発、研究技術開発、 クロスセリング等に努めている。
この結果、当第1四半期連結累計期間の当社グループの経営成績は、以下のとおりとなった。
(売上高及び営業利益)
売上高は22,842百万円、営業利益は1,204百万円。
セグメント別の状況は以下参照。
各セグメントにおける売上高については「外部顧客への売上高」の金額、セグメント利益又は損失については「報告セグメント」の金額を記載。
→ https://ssl4.eir-parts.net/doc/9247/yuho_pdf/S100OZH4/00.pdf
(IRuniverse.jp)
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