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東京国際包装展 多才な質感を持つラッピング材:紙及び組紐

 公益社団法人日本包装技術協会(JPI)が主催するTOKYO PACK 2022が、2022年10月12日(水)~10月14日(金)の3日間、 東京ビッグサイトで開催された。初日は来場登録者数約1.3万人、木曜日は約2万人となり、14日17時で終了となった。包装の最新情報が一堂に集まる中で、美しい紙及び組紐によるラッピングに着目した。

 

 

写真<特殊東海製紙グループ>

 以前も取材したことがあるのでメールをいただき、取材した。

 

 金属(シルバー)光沢の紙(TT-SPARKLE)。微細な凹凸をもつプレス機により模様を印字することで、光で美しく、動きのある光沢面を形成する。現在は銀色を基調としているが、微細な凹凸を更に工夫することで、回折格子のように美しい干渉色も実現できるであろうと、個人的に期待している技術である(↓写真 左)。

 

 TT-エルバリウムは、貴重な植物標本を長期間大切に保存するために生まれた専用の台紙である。紙そのものは経年劣化がしにくい中性紙で、標本の植物を貼付するテープ及び接着剤の付きがよくなる工夫が施されている(写真 右)。

 

 

写真

 

 

<こるどん株式会社>

 創業大正5年の組紐メーカー『こるどん』は、「届いたときにときめくラッピング」をテーマに、様々な紐をラッピング使用例とともに、紹介した。

 

 素材には、絹・麻・ケナフなどの天然素材のみならず使用済ペットボトルからリサイクルしたポリエステル繊維又は、国内の紡績工場ででる『落ち綿』を再紡績したリサイクルコットン系を使用するという環境にも配慮しているだけでなく、多彩でしかも組紐なので、海外へのお土産にもピッタリ。

 

 

写真

 

 

<株式会社クラウン・パッケージ>

 プラスチックに代わる素材として段ボールであるマイクロフルートを提案した。マイクロフルートとは、段の高さが0.5 mm〜0.6 mmの超極薄の段ボールのこと。段ボールの段は「フルート」と呼ばれるとのこと。マイクロフルートは、空気層を含む3層構造であり、熱を伝えにくく保温・保冷に優れているため、食品容器に最適なパッケージ素材である。

 

 用途に応じて耐油・耐水性などの機能を付加した素材もあり、電子レンジで使用できる素材も多い。写真は、午前中の空いた時に撮影したものであるが、午後2時を過ぎると、展示物は写らない状況であり、大変賑わっていた。

 

 

図と写真

 

 

<三和紙工株式会社>

 三和紙工は、1957年(昭和32年3月)に三和紙工有限会社として創業。紙皿、レースペーパーの製造を開始する。平成5年8月に三和紙工株式会社に改組した。

 

 個人的にはグッドアイデア賞。机上に置かれたグラスにお洒落な紙の蓋(グラスハット)。コロナ禍には欲しくなる一品であり、思わず持ち帰りたくなる。

 

 紙皿なのに九谷柄、紙トング、使い捨てバスタオルなどを展示

 

 

写真

          写真 グラスハット       九谷柄、後ろの白いものが紙トング     

 

 

<国内最大級の箔押し工場ツキオカフィルム製薬>

 

写真

 

 

 国内最大級の箔押工場を有するツキオカフィルム製薬(株)は、ブランドイメージを高めることができ、アイキャッチ効果抜群!箔押技術をご紹介した。実際、筆者もアイキャッチされ、思わず覗き見たくなったが、人だかりでなかなか写真撮影チャンスが回ってこない。

 

 当日は製品の付加価値を高める箔押をパッケージに採用した、豪華絢爛なサンプルを展示されていて、なんとかそれを貰って帰ろうとされている方も多く、プレスである筆者は、写真撮影できる特権を活かして撮影させていただいた。

 

 

写真

 

 

(IRUNIVERSE tetsukoFY)

 

 

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