洋上風力ニュース#1:川崎汽船グループと五洋建設、洋上風力の建設・保守分野において協業
風力ビジネスの情報サイト「ウインドジャーナルニュース11/11号」によると、海運大手・川崎汽船グループのケイライン・ウインド・サービスが、マリコン大手の五洋建設と洋上風力の建設・保守に関して協業することで合意した。
両者は、運航や保守、船員の管理について協力し、洋上風力の建設における競争力の強化を目指すという。
MIRUでは、洋上風力に関しては、東京ビッグサイト(青海展示棟)で昨年9月29日(水)から開催されたWIND EXPO「国際風力発電展」で紹介している。
WIND EXPO秋 国際 風力発電展 五洋建設「SEP型多目的起重汽船」
WIND EXPO 風力発電展 JFEグループ「海風を電気に変える」 | MIRU (iru-miru.com)
また、2022年4月にはふぇらむの特集を紹介している。
日本における洋上風力発電を支える鉄鋼技術 | MIRU (iru-miru.com)
ウインドジャーナルによれば、川崎汽船グループで洋上風力の作業船事業を営むケイライン・ウインド・サービスは8月25日、五洋建設と覚書を締結したと発表した。洋上風力発電事業の建設・保守分野における船舶の管理などについて、協業することで合意したという。
五洋建設は、子会社のジャパンオフショアマリンが所有する予定であるSEP船を日本船籍に変更するなどの業務や、その後の運航・保守・船員の管理に関する業務について、ケイライン・ウインド・サービスへ委託する。また、ケイライン・ウインド・サービスが保有するオフショア支援船も活用するという。
さらに今後、運転開始後のO&Mに必要とされる大型作業支援船(Service Operation Vessel、SOV)などの船舶についても、両者で協業することを前提に検討を進めるとした。なお、SOVとは、船内に多くの宿泊設備を備え、一定期間、洋上での活動を可能にするオフショア支援船だ。洋上風力発電所のメンテナンスを行う技術者らを複数の洋上風車に派遣する場合などに利用される。
同社はさらに、ケーブル敷設船など、洋上風力発電設備の建設における競争力を強化するのに必要な作業船を拡充する予定だとしている。
川崎汽船株式会社プレスリリース 220825JA.pdf (kline.co.jp)
(IRUNIVERSE tetsukoFY)
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