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マルチスズキと共に成長したインドAnandと日本KYBのJV成功のカギ

 インド自動車部品業界ACMAとのビジネスマッチメイキングのセミナーが11月16日にインド自動車部品工業会の主催で、日本自動車部品工業会JAPIAや日本貿易振興機構Jetroなどの後援で行われた。その中で注目される講演がインドアナンドグループAnand Groupの執行会長Mrs. Anjali Singhが日本とインドを結ぶJV事業の成功の秘訣を語った。

 

 

 アナンドグループは、その中核企業のひとつがGabriel India Limited社で同社は乗用車のアブソーバーやダンパーなどを幅広くインドはじめ世界中へ提供する企業である。グループの社員17,000名、事業拠点60ヵ所、傘下に21社、売上$15億のグループで、グループは13のJV事業を展開している。13のJV事業の内技術的JV事業が5事業あり、そのうち4事業が日本企業との技術提携による。同社のJV事業の歴史は60年間に及ぶ。JV事業の提携先は日本以外には欧州4社、中国、韓国、中東などである。

 

 日系企業とのJVの提携事例のひとつがカヤバ㈱KYB社とのケースで、マルチスズキへの製品納入が契機でKYB社とのJVが始まった。アナンドグループのGabriel India LimitedとKYBとのJV成功などを含めてアナンドグループが成功の秘訣を説明した。

 

 Anand Group JV成功の12の要因

 

 更に同氏は、同社の60年間に築いてきた信頼を創造る為のビジョンも語った。

 

 

 今世界中で勢いを失いかつ自信まで失いつつある日本企業へ向けて、勇気を持って革新を挑戦せよと呼び掛けたインドの経営者は、小柄でスリムな方であったが、他国の企業経営者達13社を相手にして60年間も成功してきた同社の貴重な経験を我々に伝授した。

 

 筆者は自らインドで技術を売り歩いて40年前からインドはスズキ自動車のインド進出で、それまでのインド企業の価値観も変える事が本当に出来たのだと改めて今のインドの成長が本当に秀でていると確信した。がんばれ日本のモノづくり、それに技術だけでなく秀でた経営思想も!

 

※記事内の表:講演内容に基づき記者作成 写真:記者撮影

 

(IRUNIVERSE Katagiri)

 

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