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米Nucor×Electra カーボンフリー鉄鋼を開発

 米大手鉄鋼メーカー Nucor Corporation (NYSE: NUE) とコロラドに本拠を置く新興企業の Electra は鉄鋼の製造に使用できるカーボンフリーの鉄を生産するプロセスを共同で開発していく。NucorがElectra社に出資している。


 Electraは再生可能エネルギーを使用して、電気化学および湿式製錬プロセスを通じて低品位の鉄鉱石を高純度の鉄に精製する。この材料は、温室効果ガスの排出量が多い他の高品質の金属を相殺するために、鉄鋼製造プロセスで Nucor によって使用される。

 
 このプロセスは、商用および低品位の鉄鉱石から低温鉄 (LTI) を生成する。Electra社は、再生可能電力を使用して摂氏 60 度で鉄鉱石を純粋な鉄に電気化学的に精製する。その鉄は、既存の電気アーク炉を使用して鋼に変えることができる。


 Electraのプロセスは、二酸化炭素の排出をゼロにすることが可能。
 世界で生産される鉄鋼の約 70% は高炉で作られている(中国がそうであるため)。高炉技術は、鉄鉱石、石炭、石灰岩を原料とする抽出プロセスであり、生産される鉄鋼 1 トンあたり約 2 トンの二酸化炭素を排出する。


 Nucor はすでに主にリサイクルされたスクラップを原料として使用しているため、クリーンな鉄鋼メーカーと見なされている。

 「電気アーク炉でリサイクルされたスクラップを再溶解するという循環的な性質と、無限にリサイクルできる鉄鋼の能力を組み合わせることで、Nucor の製鉄施設は、高炉が排出する二酸化炭素量の約 3 分の 1まで落とすことができる」と同社は述べている

 

  「Electraへの投資は、Nucorが行っているいくつかの投資の 1 つであり、持続可能性のリーダーとしての Nucor の地位をさらに高め、米国でのよりクリーンな鉄鋼生産にすでにつながっているイノベーションを基盤としています」(Nucorのリリースより)

 


(IRUNIVERSE/MIRUcom)
 

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