丸紅 秋田港、能代港洋上風力発電プロジェクトが商業運転開始
丸紅株式会社(以下、「丸紅」)は、特別目的会社「秋田洋上風力発電株式会社」(以下、「AOW」)を通じ、株式会社大林組、東北電力株式会社、コスモエコパワー株式会社、関西電力株式会社、中部電力株式会社、株式会社秋田銀行、大森建設株式会社、株式会社沢木組、協和石油株式会社、株式会社加藤建設、株式会社寒風及び三共株式会社(以下、「共同事業実施者」)と共同で、秋田県秋田港及び能代港において、日本国内初の商業ベースでの大型洋上風力発電プロジェクトを進めてきた。
今回、能代港洋上風力発電所において、2022年12月22日に再生可能エネルギー固定価格買取制度(以下、「FIT制度」)に基づく商業運転を開始した。
能代港洋上風力発電所(提供:秋田洋上風力発電株式会社 出典:丸紅)
秋田港洋上風力発電所については、現在試運転作業及び法定検査を進めており、間もなくFIT制度に基づく商業運転を開始する見込み。AOWでは、今後20年間に亘り、能代港を拠点とした運転保守体制の下、両発電所の運転維持管理を行っていく。
丸紅は、秋田県が県内の再生可能エネルギーの導入拡大及び産業振興を目的として実施した「秋田港及び能代港における洋上風力発電事業」に2015年2月5日に事業者として選定された。その後、丸紅が設立したAOWに共同事業実施者が出資参画し、開発可能性調査を実施した結果、2020年2月に事業化決定に至った。
2020年2月の着工以降、コロナ禍における様々な制約もあったが、2022年9月に秋田港及び能代港において合計33基の風車据付工事が完了し、ほぼ当初計画通りの商業運転開始となった。
<本プロジェクト概要>
事業会社:秋田洋上風力発電株式会社(代表者:代表取締役社長 岡垣 啓司)
所在地:秋田県秋田市、能代市(港湾区域を含む)
発電容量:約140MW
総事業費:約1,000億円
発電形態:着床式洋上風力
売電先:東北電力ネットワーク株式会社
売電期間:20年間
(出典:丸紅)
(IR universe rr)
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