山陽特殊鋼 製品の環境情報を開示する環境ラベル「エコリーフ」の認証取得
山陽特殊製鋼株式会社(代表取締役社長 宮本 勝弘、本社 兵庫県姫路市)は、自社で製造・販売する特殊鋼製品(ステンレス鋼を除く)について、第三者機関によって検証された環境情報を定量的に開示する環境ラベル「エコリーフ」の認証を取得した。
エコリーフとは、LCA(ライフサイクルアセスメント)手法を用いて製品の資源採取から製造、物流、使用、廃棄・リサイクルにわたる全ライフサイクルを踏まえた定量的な環境情報を開示する環境ラベル※だ。第三者検証によって信頼性・透明性が確保されたデータを開示することで、顧客が使用する製品に関する 定量的な環境負荷を評価し、環境に配慮した製品を選択するうえでの判断材料とすることが可能となる。
同社の特殊鋼製品は、再生資源である鉄スクラップを主原料とした電気炉製鋼法で製造される環境にやさしい素材。さらに、その信頼性や機能の高さにより、使用される部品の小型・軽量化や、部品製造時の 工程省略・簡略化などを通じて顧客の環境負荷低減にも貢献できる。
同社は、エコリーフの認証を取得したことで、こうした当社製品に関する客観的で透明性の高い環境情報を顧客に提示することが可能となった。なお、国内特殊鋼専業メーカーによるエコリーフの認証取得は、同社が初めてとなる。
※環境ラベル
製品やサービスの環境側面について、製品や包装ラベル、製品説明書、技術報告、広告、広報などに書かれた文言、シンボ ルまたは図形・図表を通じて購入者に伝達するもの。ISO(International Organization for Standardization:国際 標準化機構)では、3 種類の環境ラベル(タイプI、タイプII、タイプIII)の規格を制定しており、エコリーフは、ISO14025 で規格化されるタイプIII環境宣言(EPD:Environmental Product Declaration)に該当する。
なお、エコリーフは一般社団法人サステナブル経営推進機構が管理・運営している。
(参考)一般社団法人サステナブル経営推進機構 「SuMPO 環境ラベルプログラム」 https://ecoleaf-label.jp/
(IR universe rr)
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