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スマートエネ展 水素Bz・iLabo㈱、帝人㈱、川重㈱等の挑戦

 スマートエネルギー展(3月15~17日)で大型車輛の水素燃焼エンジンの独自開発を行っているiLabo㈱のHPを見た。乗用車ではEV車が主流で世界が動いている一方で、貨物車、船舶、発電、重機のCO2発生量の負荷が1.5倍以上であると主張している。運輸分野の問題解決には、バッテリーと水素燃焼エンジンの両方の問題解決が必要である事を改めて認識する。
 


写真:カナダWest Port社のVolvoエンジン、赤、青、黄色が水素インジェクション装置
 

燃料電池の実用化も近づいているが、ディーゼルエンジンを改良して水素を燃焼する技術は既に実用化が現実的解決策の有力案かも知れない。



写真:上段(黒色)大型車用水素容器200リッター、炭素繊維製
下段(赤色)小型車用水素容器10リッター、内側メタル、外型炭素繊維
帝人㈱の展示
 

 帝人㈱は、車載用水素の容器の他に、モバイル型の水素の圧力容器のユニットや、燃料電池のユニットも提案している。圧力容器は大型車両用途で、燃料電池ユニットは夜間工事などでの電力供給用途を提案している。

 

 川崎重工㈱は水素の大型輸送船構想を展示していた。

 

 今回のスマートエネルギー展では非常に多くの中国企業が展示ブースを埋めていた。太陽光パネル、リン酸鉄バッテリーのポータブル電源装置、家庭用電動小型機器など多くの中国企業が独自ブースで展示しアピールしている。

 

 上段の表から温暖化ガスの家庭部門の発生量は1.86億tonで、運輸部門の2.13億tonと比較出来る規模である。家庭用の問題を我々市民はどの様に自らのカーボンニュートラルを実現できるのだろうか。不透明な時代が未だ続いている。

 

 

(IRUNIVERSE Katagiri)

 

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