コメ兵 BtoBのKOMEHYOオークション 米国LePrixと業務提携 グローバル入札拡大
“Used In Japan”の商品を求める米国の中古ブランド品取扱事業者500社以上が入札可能に
株式会社コメ兵ホールディングスのグループ会社であり、BtoBの中古品ブランドオークション事業を手掛ける「株式会社KOMEHYOオークション」は、米国のリセールマーケットプラットフォーム「LePrix(レプリ)」(URL:https://leprix.com/)と業務提携し、KOMEHYOオークションに出品された商品が、「LePrix」にも掲載されることで、”Used In Japan”の商品を求める中古ブランド品事業者500社以上からの入札が、2023年3月22日(水)より可能になった。LePrixとの業務提携により米国の事業者の入札を増やし、更なる出来高の拡大を目指す。
■「LePrix」との業務提携の背景
国内リユース市場は、SDGsや循環型社会の浸透、物価高などの影響もあって拡大をしており、2025年には3.5兆円(※1)を超える規模に成長すると推測されている。
BtoBオークション市場では新型コロナウイルス感染拡大を受けて、出品から入札までオンラインで完結するデジタル化が進み、どこからでも入札できることから参加者が増やしやすく、会場や運営スタッフの必要がないため、以前より開催が容易となった。そのため、参入企業は増加し、競争環境は激化している。(※2)
一方で、海外からの入札に対応している企業は少ないのが現状で、KOMEHYOオークションでは以前より海外の企業から入札に参加したいという要望が多数来ていたという。
LePrixは、ブランド品のリセールマーケットをオンラインプラットフォームにて運営をしている企業。毎月の平均掲載商品総額は約8,000万ドルに上り、500社以上の会員が入札に参加している。KOMEHYOオークションがオンラインプラットフォームとの業務提携するのは初となる。今回の業務提携では、KOMEHYOオークションで出品された商品が同時にLePrixにも出品されるようになった。米国内500社以上のLePrix会員(中古ブランド品取扱事業者)がKOMEHYOオークションの商品をLePrixのオンラインプラットフォームを通じて入札できるようになる。
※1 リサイクル通信「リユース市場データブック2022」参照
※2 警察庁生活安全局生活安全企画課 「令和3年中における古物営業・質屋営業の概況」参照
■LePrixと米国でのリユース市場について
米国内には中古品ブランド取扱事業者が約25,000社存在すると言われ、今後も成長が見込まれている市場だ。また、状態が良く、真贋面でも安心な日本のリユース品は”Used In Japan”と呼ばれ、ニーズの高まっている。中でも1980~1990年代のヴィンテージのブランドバッグが人気を集めている。当時、ブランド品の消費の中心はブランドブームの日本であったため、国内にヴィンテージ品が多く眠っていると言われる。
KOMEHYOでは、昨今の物価高の影響や相場高騰を聞きつけて、ヴィンテージ品の買取が増加している。
KOMEHYOオークションに出品されるブランドバックやブランド衣類のイメージ
エルメスやルイヴィトンなどのブランドバッグ・小物やアパレル、ロレックスなどの時計、カルティエなどの宝石・貴金属類などが出品されている。
(IR universe rr)
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