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esa サガシキと業務提携、低コスト・低エネルギーな複合プラ再生商品を開発

経済産業省「サーキュラーエコノミースタートアップ事例」に選出
 プラスチックのリサイクルを中心とした環境事業を展開する「株式会社esa(読み:イーサ、意味:Environmental Solutions Architect の頭文字)」(本社:東京都港区、代表取締役:黒川 周子、枝吉 宣輝、周 品諺)は、株式会社サガシキ(本社:佐賀県佐賀市、代表取締役社長:枝吉 宣輝)と業務提携を締結した。


 

 

 esaでは、プラスチックリサイクルに関する研究や商品開発、事業を通じて、グリーンサステナブルケミストリー(環境に優しい化学)とサーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現を目指している。同社は、これまでリサイクルが難しかった複合プラスチック素材をペレット化する仕組み「esa method」により、低コスト・低エネルギーで生成された再生プラスチック商品「Repla®(リプラ)」を開発。本業務提携を通じ、1945年の創業以来、幅広い業界・業種のお客様にパッケージ商品を提供しているサガシキの製品企画力・強固な販売網を活用し、軟包装資材製造工程で排出される廃棄プラスチックの回収、Repla®を活用した製品開発を行い、市場へ提供していく。

 
* 業務提携の背景
 脱炭素社会・ESG経営の鍵となる「プラスチックリサイクル」。国内のプラスチックの約60%は焼却されている現実。

 


プラスチック循環利用協会2019年レポート

 

 日本国内におけるプラスチックは、品質や技術的な観点から、リサイクルして生まれ変わるのは25%に過ぎず、約60%が焼却されています。そして、熱回収すらできない15%は、埋め立てや他国での処理が当たり前だった。これらの課題を解決しないことには企業のサプライチェーン全体における脱炭素社会・ESG経営の実現は進んでいかない。

 

 一般に使用されているプラスチックの多くは、多層プラスチックフィルムに代表されるように、機能・性能を持たせるために性質が異なる複数種類のプラスチックを複合して使用されている。しかし、複数種類が複合されたプラスチックのマテリアルリサイクル (廃プラスチックをそのまま原料にして、破砕・溶融などの処理を行った後に再生利用するリサイクル方法) 手法は確立されておらず、既存技術では再生原料として使用されることはほぼない。


 
* 業務提携内容
1. 再生プラスチック商品「Repla®」の共同開発
従来の石油由来プラスチックとバイオマス原料プラスチックの環境包材に代わる、複合プラスチック素材のレジ袋等を共同で開発。スーパーなどの買い物で使う薄膜のレジ袋の品質の確立に取り組む。

2. 廃プラ・リサイクル材等を活用するサーキュラーエコノミー市場の開拓
再生プラスチックを活用したRepla商品の販売・提供を通じ、サーキュラーエコノミー市場の開拓を目指す。

 
* 経済産業省「サーキュラーエコノミースタートアップ事例」にesaが選出
経済産業省がこのたび実施した、エネルギー・環境分野の研究会「第7回 成長志向型の資源自律経済デザイン研究会」に、株式会社esaの取り組みが資料として紹介されました。

 

 本年3月には、経済産業省は「成長志向型の資源自律経済戦略」を策定。サーキュラーエコノミー市場の大幅な拡大の可能性について言及しており、サーキュラーエコノミーを通じた「新しい成長」を促す総合パッケージを発表している。

 

 同社は、創業以来、サーキュラーエコノミースタートアップとして、カーボンニュートラル社会や循環経済の実現に向けてプラスチック分野の新リサイクルソリューションを起点としたトータルサービスを提供しています。プラスチック分野の事業を通じて、政府及び官庁が目指すサーキュラーエコノミーの価値観の普及・浸透に貢献していく。

 

参考)経済産業省「第7回 成長志向型の資源自律経済デザイン研究会」
https://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/shigen_jiritsu/pdf/007_06_00.pdf
 

 

(IR universe rr)

 

 

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