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ブラジル・ヴァ―レ、EV材料事業を強化へ 鉄鋼不振で1~3月期は大幅減益

  ブラジルの資源大手ヴァ―レが、ニッケルなどの電気自動車(EV)向け材料の採掘事業を強化するもようだ。関連部門の幹部に英鉱業投資会社アングロ・アメリカンで最高経営責任者(CEO)を務めたマーク・カティファニ氏を任命したと伝わった。主力の鉄鉱石事業の不振が目立つ中、中長期的な需要拡大が見込まれるEV材料の採掘を強化するとみられる。

 

 米ブルームバーグなどの英字紙が4月28日までに伝えたところによると、カティファニ氏は米テスラでイーロン・マスク氏の補佐役だったジェローム・ギロン氏とともに、ヴァ―レのエネルギー改革委員会に所属する。世界的な化石燃料からの脱却方向を背景に、インドネシアやカナダなどでのニッケルや銅などの事業を拡大する方針という。

 

 ヴァ―レはインドネシア政府とニッケル採掘などを手掛けるPT Vale Indonesia(ヴァ―レインドネシア、PTVI)を運営する。PTVIは2022年、インドネシアで建設するニッケル精錬所事業に、中国の浙江華友コバルトと米自動車のフォードからの出資をそれぞれ受け入れた。

 

 ヴァ―レが4月26日に発表した2023年1~3月期決算は、純利益が前年同期比58.8%減の18億3700万ドル、売上高は21.9%減の84億3400万ドルと大幅な減収減益だった。世界的な景気悪化に伴う鉄鉱石需要の鈍化の一方、インフレを背景に採掘コストは拡大し収益悪化につながった。ヴァ―レは2023年に約7億ドル程度を新規投資に回す計画としている。

 

 

(IRuniverse Kure)

 

 

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