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住友化学 9月から愛媛工場で超微粒αアルミナの量産を開始 

 住友化学は28日、愛媛工場(愛媛県新居浜市)に新設した製造設備で、超微粒αアルミナを9月から量産すると発表した。同社は、世界に先駆けて超微粒αアルミナの量産技術の開発に成功しているという。2025年度には、高純度アルミナ事業の売上高を23年度比3割増にすることを目指すとしている。

 

 アルミナは水酸化アルミニウムを高温で焼いて作られる物質で、そのうち純度99.99%以上のものを高純度アルミナと呼ぶ。今回量産を開始するのは、主に工業製品に用いられるαアルミナの超微粒グレード「NXAシリーズ」で、粒子径が150nm(0.15μm)以下の均質な超微粒子という特徴を持つという。粒度が比較的大きい同社製品と比較すると、およそ200分の1のサイズとなるとしている。

 

 

 住友化学の高純度アルミナ製品は、これまでもリチウムイオン二次電池用のセパレータ部材などのエネルギー分野のほか、LED基板向けのサファイア、半導体用放熱材料などのICT分野を中心に、幅広い用途で活用されてきた。新グレードは、次世代半導体向けの研磨材用途のほか、超微細な粒子で焼結させやすい特長により、高強度・耐薬品性が必要な半導体製造装置用部材などの先端分野や、高強度・審美性が求められる人工関節や歯科材料といったライフサイエンス分野など、新たな領域での利用が見込まれるという。

 

 

 

(IRuniverse G・Mochizuki)

 

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