非鉄系スクラップの国際貿易に力を入れる株式会社伊藤商店(京都)
2023/11/02 11:29
京都の株式会社伊藤商店https://www.iron-ito.co.jp/(本社:京都市南区 伊藤博永社長)は、伊藤社長のユニフォームに「鐵人」と縫われていることから、かなり鉄スクラップに力を入れているかと思いきや、これからは非鉄、特に銅に力を入れていくという。
京都市南区と向日市に工場があり、舞鶴港でもステンレススクラップをはじめ輸出用の置き場として使用している。
この舞鶴港は国際貿易港として発展しており、伊藤商店もこの舞鶴港を活用していく考えである。現在はコンテナローダーを設置している。今後は銅スクラップの輸出にも力を入れていく方針。
伊藤商店は1952年(昭和27年)創業で今年は71年目。関西では広く知られた存在だ。
社員は37名。直近の売上足高は42億〜43億円で推移。
年間の取扱量は鉄スクラップが3万トン、ステンレススクラップが年間6千トン。ステンレスは主に中国向けの輸出がメイン。
伊藤商店は京都市下京区に別途「貿易部」のオフィスがあり、ここで新たな輸出先の開拓と実務の対応を行っているという。
伊藤社長によると
「実際に輸出先の現場、会社も見て契約を決めています」とのことで、中国、インドの売り先の現場も実際に出向いているとのこと。
伊藤社長は現在67歳。ご子息も会社に入っているとのことだが、まだまだエネルギーに満ちており、日々時間が足りないという日常を走り回っている。
(IRUNIVERSE YT)
関連記事
- 2025/05/01 鉄鋼需給(25年3月)
- 2025/05/01 輸出鋼材のスプレッド(25年3月):スプレッドまちまち
- 2025/05/01 日中ホットコイル輸出価格比較(25年3月):価格差縮小
- 2025/05/01 日本製鉄:AM/NS CalvertとAM/NS Indiaの25/12期1Q業績を発表
- 2025/05/01 元鉄鋼マンのつぶやき#102 受け皿としての大学、旗振り役としての大学
- 2025/04/30 共英製鋼:25/3期の決算説明会を開催(26/3期業績予想)
- 2025/04/30 共英製鋼:25/3期の決算説明会を開催(25/3期実績)
- 2025/04/30 欧州からの風:2025 April「EU使用済自動車規則案:揉めるプラスチック再生材含有ターゲットの行方は?」
- 2025/04/30 大和工業:25/3期は減収減益となったが、26/3期は減収経常増益へ
- 2025/04/30 中国鉄鋼PMI:4月は鉄鋼は3ヵ月連続上昇、新規受注は2ヵ月連続上昇