旭化成ホームズ、使用済みユニフォームを伊藤忠・レゾナックのガス化ケミカル手法で処理
~燃焼行程を経ず有用資源を創出し循環型社会形成を推進~
旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川畑 文俊)は、グループ※1で使用するユニフォームの更新時に廃棄してきた使用済み衣料について、伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井 敬太、以下「伊藤忠商事」)と株式会社レゾナック(本社:東京都港区、取締役社長:髙橋 秀仁、以下「レゾナック」)が共同で行っている、ARChemia(アルケミア)プロジェクト※2本格稼働に向けた第一号として参画するとした。
今後、ユニフォームの製造を行うユニコ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:華井 義徳)の広域認定※3を活用して使用済みユニフォームを回収し、レゾナックのプラントで燃焼行程を経ず※4ガス化することで、アクリル繊維原料となるアクリロニトリルや水素やアンモニアなどの有用資源に再生し、循環型社会の形成を推進していく。
ARChemia(アルケミア)の資源再生イメージ
※1.旭化成ホームズ㈱、旭化成不動産レジデンス㈱、および旭化成リフォーム㈱
※2.関連リリース:https://www.itochu.co.jp/ja/news/press/2023/230329_2.html
※3.製品の製造、加工、販売を行う事業者等が、廃棄物の広域的な処理を行うことを、環境大臣が認定することにより、産業廃棄物処理業に関する地方公共団体ごとの許可を不要にできる特例制度
※4.低炭素アンモニアへ生まれ変わる工程中には、化石燃料由来のエネルギーを使わないことでCO2排出80%強削減を実現。(参考:CO2排出量80%強削減を確認、使用済みプラスチックから生まれた炭素アンモニア:レゾナックニュースリリース https://www.resonac.com/jp/news/2022/12/20/2263.html)
(IR universe rr)
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