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LME Weekly 2023年12月11日~15日 米利下げ期待で後半堅調に

(為替)

 前半は146円台で経過したが、来年の米金利引き下げ観測が広がり後半2日間で急速に円高にふれ143円台へ上昇した。

 

 

(カッパー)

 11日には米利下げ観測の後退によるドル高が影響し、LMEは軒並み下落。カッパー3Mは3日ぶりに反落し、終値は8,341.0ドル。米利下げ観測後退でドル高が進み、安値圏で終了。

 12日にはカッパー・アルミは米株高などで小幅反発。カッパー3Mは小反発し、終値は8,355.0ドルで、アジア株高やドル売りの動きで一時HIGH 8,395ドルまで上昇。

 13日は一時プラスに転じたものの、アジア株安など中国の景気不安の影響で下落し、米国の時間帯にはドルの売りがありつつも上値が重く、8,340ドルで終了。14日は大幅な反発があり、8417ドルで取引を開始し、米利下げの期待と欧米の株高が買い支援となり、終盤には今月4日以来の高水準HIGH8,588ドルに達した。8,551.5ドルが終値。

 15日は小幅に反落し8532ドルでスタート。押し目買いで8,608ドルまで上昇し、今月4日以来の高値をつけた。中国の小売売上高の低下やドル高の影響で再びマイナスに転じ、8,549.0ドルが終値。先週末8,448.5ドル終値に対し100ドル上昇となった。指定倉庫在庫は変動がありつつも減少傾向が続く。

 

LMEカッパー相場推移(セツルUSD/t)3カ月

 

 国内銅建値はLMEが上昇に転じた後半でも、3円ほどの円相場急騰がこれを凌駕したため、14日には20円引き下げの1,230円となった。

 

LMEカッパーCASH(セツル USD/t) VS 国内建値(JPY/kg)推移 1カ月

 

(アルミ)

 11日のLMEは、鉛・亜鉛をのぞいて軒並み下落し、アルミ3Mは前週末比17.0ドル安の2,117.0ドルが終値。low2,116.00ドルは8月21日以来の低位。現物終値は、前週末比21.51ドル安の2,070.00ドル。LME在庫は前日比850トン減少の45万2375トン。

 続く12日は、カッパー・アルミが小幅反発。アルミ3Mは前日比4.0ドル高の2,121.0ドルが終値。low2,116.00ドルが再現出。在庫は前日比2150トン減少の45万20225トン。  
 13日には、カッパー・ニッケルが軟調でアルミはドル安から続伸。アルミ3Mは前日比19.0ドル高の2,140.0ドルが終値。在庫は前日比700トン減少の44万9525トン。そして、

 14日は全面高で、来年の米利下げ着手観測が強まり、アルミ3Mは前日比70.0ドル高の2,210.0ドルが終値。在庫は前日比1950トン減少の44万7575トン。

 最後に、15日にはカッパーは小反落し、アルミ・ニッケルは続伸。アルミ3Mは前日比37.5ドル高の2,247.5ドルが終値。在庫は前日比2950トン減少の44万4625トン。前週末終値2,134.0ドルから113.5ドル(5.3%)上昇した。11月上旬以来の軟調からようやく反転の兆しが見えてきたのか、今週の動きが注目される。

 

LMEアルミ相場推移(セツルUSD/t)3カ月

 

 NSPはLMEが後半2日急騰の中、円高に押されて370円前半レンジに下押されたまま推移した。

 

LMEアルミCASHセツルUSD/t) VS NSP(JPY/kg)相場推移 1カ月

 

(ニッケル)

 11日のLMEは、鉛・亜鉛をのぞいて軒並み下落し、米利下げ観測の後退によるドル高が弱材料となり、軟調。ニッケルも4日ぶりに反落し、前週末比199ドル安の16,607ドルが終値。在庫は前日比126トン減の4万8138トン。

 12日は、カッパー・アルミは小幅反発だが、ニッケルは戻り待ちの売りを受けて16,520ドルで引けた。在庫は前日比450トン増加の4万8588トン。

 13日には、アジア株全面安など安中国の景気不安でカッパー・ニッケルは軟調、アルミはドル安から続伸。ニッケル3Mは52ドル安の16,468ドル終値。在庫は前日比48トン減の4万8540トン。

 14日は全面高で、来年の米利下げ観測と欧米株の上昇が買い支援となり、ニッケル3Mは504ドル高の16,972ドル終値。在庫は前日比414トン増加の4万8954トン。

 最後に、15日にはカッパーは小反落し、アルミ・ニッケルは続伸。ニッケル3Mは178ドル高の17,150ドル終値。11月16日以来の高値となるHIGH1,7375ドルまで浮上。在庫は前日比222トン増加の4万9176トン。週前半の下落を相殺して、前週末終値 16,806ドルから344ドル(2%)上昇。年初来の長いトンネルからようやく脱却の光明が射してきたのか依然としてなべ底商状なのか、今週の動きが注目される。

 

LMEニッケル相場(USD/t)3カ月

 

 国内地金相場は週後半のLME急反発にもかかわらず、円高に圧迫され271円に張り付いたままとなった。

 

LMEニッケルCASH(セツルUSD/t)VS 国内地金(JPY/kg)相場推移 1カ月

 

(鉛・亜鉛・錫)

 鉛・亜鉛とも11月中旬以降の軟調から米利下げ期待などからようやく反転したが、鉛の戻りはやや鈍い。いずれの鉱種とも23-24年通じての供給過剰が続くとみられ、上値は重い動きが当面支配的となるだろう。鉛3M前週末2,025.5ドルにたいし2,081.5ドル(2.8% UP)、亜鉛3Mは前週末2,399.5ドルが2,532.0ドル(5.5% UP)、錫3Mは月初からの上昇気流が継続、24,567ドルに対しおよそ1カ月ぶり高値25,175ドル(2.5%UP)それぞれ引けた。

 

LME鉛・亜鉛相場(現物セツルUSD/t)3カ月

LME錫・カッパー相場(現物セツルUSD/t)3カ月

 

 国内相場はいずれもLME上昇に対し円高急進に押されて、小幅引き上げもしくは引き下げという結果となった。

 鉛国内建値は、LME反発局面にあっても円高急進で逆に15日には363円から357円へ値下げ改定となった。

 

LME鉛CASH(セツル USD/t)VS国内建値(JPY/Kg)推移 1カ月

 

 亜鉛国内建値はやはり後半のLME反発局面でも、円高に押され14日小幅に3円引き上げ406円にとどまって終了となった。

 

LME亜鉛CASH(セツル USD/t)VS国内建値(JPY/Kg)推移 1カ月

 

 錫国内実勢は、直近1カ月のLME上昇局面にあって、14日には4,141円から4,081円に引き下げとなっている。

 

LME錫 CASH(セツル USD/T)VS 国内実勢(JPY/Kg)推移

 

 

(IRuniverse/MIRU S. Aoyama)

 

 

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