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仏エラメット、米ヴィブランツとマンガンベースのバッテリー技術の為のマンガン鉱石供給契約を締結

 フランスの鉱山会社エラメット(Eramet)とアメリカの化学塗料会社ヴィブランツ・テクノロジーズ(Vibrantz Technologies)は先月末、マンガン鉱石の10年間の供給契約を発表した。
マンガン鉱石は、ヴィブランツのリチウムイオン電池製造向けマンガン技術ポートフォリオで使用される重要な原料である。 
 
エラメットのマンガン鉱石は、中央アフリカのガボンにある鉱山から調達される。この契約は、EVバッテリーの製造に使用されるバイブランスの硫酸マンガン製造のための信頼性の高い経路を作成するための両社の20年間のパートナーシップを構築するものだ。
 
 エラメットの会長兼最高経営責任者(CEO)のクリステル・ボリーズ氏は「この契約は、責任ある条件下で生産された高品質の鉱石を供給することで、エラメットが顧客やパートナーを満足させ、顧客ロイヤリティを獲得できる能力を裏付けるものです。」と述べた。 
 
「エラメットは、ガボンのマンガン、アルゼンチンのセンテナリオのリチウム、インドネシアのウェダ湾のニッケルおよびコバルトなど、戦略的金属における長寿命かつ高品位の鉱床を通じて、電池のバリューチェーンにおける重要な責任あるプレーヤーになるために、特に有利な立場にあります。」と彼は付け加えた。
 
 ヴィブランツは最近、メキシコのタンピコにある施設で、バッテリーグレードの高純度硫酸マンガン(HPMSM)を処理するパイロット施設の建設を発表した。
同社は、バッテリーや電子部品などに使用される特殊鉱物や化学添加剤の分野で主導的地位を占めている。
 
ヴィブランツの最高経営責任者(CEO)D.マイケル・ウィルソン氏は、「ヴィブランツは、持続可能で世界トップクラスの特殊化学品・材料ソリューション・プロバイダーとなることを目指し、エラメット社との永続的なパートナーシップを重視しています。
 
同氏はまた、「今回の合意により、ヴィブランツは、数百万の消費者にとって環境に優しい自動車がますます現実になるよう取り組んでいく中で、マンガン化学品における両社の50年にわたる総合専門知識を活用することができる」と述べた。 
 
さらにウィルソン氏は、同社が最近行ったHPMSM生産能力への投資について、バッテリーメーカーや自動車OEMから好意的な市場評価を受け続けていると主張した。

 

(IRuniverse Ryuji Ichimura)

 

 

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