サニックス 廃棄物由来燃料の製造ラインを増設
~「再生油Bio」でCO2排出量削減に貢献~
株式会社サニックス(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長 宗政 寛)は、3月22日、ひびき工場(福岡県北九州市)において、廃棄物由来の重油代替燃料「再生油Bio」の製造ラインをこれまでの2倍に増設し、稼働を開始したと発表した。脱炭素社会の実現へ向けた需要の高まりに対応するもので、従来の製造ラインとあわせて、約2倍の製造能力となる見込み。
「再生油Bio」製造ライン
▪️概要
・製品名 再生油BioⓇ(さいせいゆバイオ)
・製造能力 4,320t/年(増設後、全体)
・稼働開始 2024年3月
・ひびき工場 福岡県北九州市若松区響町1丁目1-8
同燃料を重油の代替として使用した場合、CO2の排出削減量は、年間約12,000トンとなるという。
再生油BioⓇ(さいせいゆバイオ)
同品は飲食店や食品工場から排出される廃水や汚泥などの産業廃棄物から、ゴミや汚泥分を除去し、油分のみを分離回収した重油代替燃料。カーボンニュートラルの実現に貢献する燃料であるとともに、産業廃棄物の削減と再資源化の両方を実現し、循環型社会の実現にも貢献している。
2018年の事業化以来、国内外の製造工場や燃料会社等に販売。2021年に「北九州エコプレミアム」として選定、2023年には「福岡県県産リサイクル製品」に認定されるとともに、「経済産業省産業技術環境局長賞」を受賞した。
製品関連リリース
・令和5年度「経済産業省産業技術環境局長賞」を受賞
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000105.000025581.html
・産業廃棄物由来の再生燃料「再生油BioⓇ」“福岡県県産リサイクル製品”に認定
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000086.000025581.html
・産業廃棄物由来の再生燃料「再生油BioⓇ」が北九州エコプレミアムに選定
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000057.000025581.html
(IR universe rr)
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