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銅電線の需要見通しは、23年度:61万9500トン、24年度:63万2000トン―日本電線工業会定例会見

 日本電線工業会は2024年3月22日、都内で定例会見を開き、銅電線需要見通しについて23年度は22年度比横ばいの61万9500トン(内需:60万8000トン、外需:1万1500トン)、24年度は23年度比2%増の63万2000トン(内需:61万6000トン、外需:1万6000トン)と発表した。需要見通しの要因について、23年度は輸出案件の一時的な落ち込み、24年度は「(前年度比)自動車部門以外での増加」を挙げた。

 

 

 

 一方、アルミ電線需要見通しについては、23年度は、22年度比14.8%増の2万5700トン、24年度は23年度比5.2%増の2万7000トン。その要因について23年度は、再エネ関連、設備更新、自動車関連の需要増、24年度は、「前年度の需要を継続したもの」と分析した。

 

 挨拶に立った伊藤雅彦会長(フジクラ取締役会長)は、昨年のケーブル需給逼迫について触れ、「需要家、監督官庁である経済産業省の皆様に多大なるご迷惑をお掛けした」とし、「直近、各社の努力により新規受注の再開といった報道もある。市場の正常化に向けて推進していると考えている」と述べた。

 

伊藤会長

 

 また銅などの原料高騰や物流コストの上昇については、「これらの問題が電線業界の収益を圧迫しているが、大阪万博・大型工場の建設、再生可能エネルギー関連にまつわる電力ケーブルといった国内需要の顕在化も見込まれている。持続的な経済の回復につながっていくことを切に願う」と明るい展望を示した。

 

(IRuniverse G・Mochizuki)

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