韓国自動車大手の現代自動車は2024年4月8日、自社ホームページ上で、同社と傘下の起亜自動車が、インドの大手バッテリーメーカーであるエクサイド・エネルギー・ソリューションズ(Exide Energy Solutions 、EESL)との戦略的提携で合意したと発表した。電気自動車(EV)用バッテリーのインドでの現地生産を目指す。

　3社は既に提携に向けた覚書を交わした。発表によると、提携は現代自と起亜のインドEV事業の拡張に伴う動き。インドの巨大市場での事業展開を加速するほか、特にリン酸鉄リチウム(LFP)セルに注力し、海外で今後発売するEVに現地産バッテリーを搭載するモデルケースとする。現地生産を進めることでコスト縮小効果も見込む。

　4月8日のロイター通信はこの件について、「インドの人件費は中国の4分の1程度で、国内にリチウム鉱山があることも魅力」とのアナリストの見方を紹介した。

プレスリリース: Hyundai Motor and Kia Forge Strategic Partnership with Exide Energy for Electric Vehicle Battery Localization in India

　提携先となるエクサイドはインド老舗蓄電池メーカーのエクサイド・インダストリーズ’(Exide Industries Ltd、本社:西ベンガル州コルカタ)の完全子会社。カルナータ州ベンガルールにLFP工場を所有している。

(IR Universe Kure)

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