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中国のリン酸鉄、過剰生産が鮮明に 23年の設備稼働率50%未満 現地研究機関

 中国の新エネルギー車と電池業界の研究機関である伊維経済研究院(EVTank)は4月10日、2023年末時点の中国のリン酸鉄の生産能力が361万9000トン規模に達したと発表した。過去数年来の設備投資拡大から生産能力が増えたが、製品価格の下落を受けて全体の設備稼働率は50%に届かず、深刻な過剰生産状態が浮き彫りになった。

 

中国のリン酸鉄とリン酸鉄リチウムの生産量の推移

(出所:EVTankホームページ)

 

 同日発表の「中国のリン酸鉄およびリン酸鉄リチウム材料産業の発展に関する白書(2024年)」で明かした。企業各社の投資計画などを元にしたEVTankのデータベースによると、中国のリン酸鉄の生産能力は2026年末までに1319万9000トン、リン酸鉄リチウムは1297万9000トンに達する見通し。ただ、市況悪化が長引く中で新規の設備投資計画や建設中の工場などは中止に追い込まれるものも増えてきそうで、関連企業や事業は「淘汰が進む」(EVTank)としている。

 

 2023年の中国のリン酸鉄出荷量は139万8000トン、リン酸鉄リチウムは163万8000トンだった。市場シェア1位は深圳株式市場に上場する電池材料メーカーの湖南裕能新能源電池材料。近年はコスト面で競争力が高い大手化学企業のリン酸鉄部門がシェアを伸ばす傾向がみられ、中長期のシェアに変動が生じる可能性があるとしている。

 

 

(IR Universe Kure)

 

 

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