アルミ合金と国内アルミスクラップ市況は、スクラップの高値追いが続く中、製品の合金も原料プッシュ型で大きく上げ始めた。為替が円安に振れたことで、裾物を中心とする輸出を前提にした中華系の買い付けの動きは依然続いており、発生薄と重なって、ひっ迫感が高まっている。15日現在、主力の国産ADCで上旬比13円高の1キロ360‐365円で推移している。認証不正問題の影響が薄れ、自動車生産の回復が見込まれるため、目先、合金・スクラップとも、一層の上げ余地をはらんだ相場展開になってきた。

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