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週刊バッテリートピックス 「ホンダ旭化成カナダ協業」「北京モーターショー開幕」など

 2024年4月22日~29日のバッテリー業界では、ホンダと旭化成がカナダでの車載電池材料の工場で協業すると発表したことが大きな話題だった。フクビ化学などによるスマートベンチは興味深い試み。中国では電池需要を占う自動車の大型展示会「北京国際モーターショー」が開幕した。

 

<国内>

●村田製作所、電池減損で減収減益 24年3月期

 電子部品メーカーの村田製作所が4月26日に発表した2024年3月期決算(国際会計基準)は、売上高が前年同期比2・8%減の1兆6401億円、純利益は25・9%減の1808億円だった。パワーツール向けリチウムイオン二次電池の設備などで495億円の減損損失を計上し、減収減益となった。

 

プレスリリース:2024年3月期 決算短信[IFRS](連結) (murata.com)

 

●ホンダと旭化成、カナダの電池材料工場で協業へ 1800億円規模、日本政策投資銀も出資

 ホンダと旭化成は4月25日、それぞれのホームページ上で、「カナダでの車載向けリチウムイオン電池のセパレータ事業で協業する」と発表した。

  旭化成が年産能力約7億平方㍍の合弁工場「旭化成バッテリーセパレータ」を、ホンダが電池工場を建設しているカナダのオンタリオ州に設立し、ホンダ向けなどに供給する。工場の総投資額は約1800億円で、日本政策投資銀行も出資の見通し。建設は2024年10月目途、量産開始は2027年の予定。

 

プレスリリース(ホンダ):カナダで、EVの包括的バリューチェーン構築に向けた検討を開始 | Honda 企業情報サイト (global.honda)

プレスリリース(旭化成):カナダにおけるリチウムイオン電池用セパレータ工場建設について | 2024年度 | ニュース | 旭化成株式会社 (asahi-kasei.com)

 

エンビプロ子会社、電池の委託処理施設に認定

 リサイクル大手のエンビプロは4月23日、自社ホームページ上で、「子会社のVOLTAが、一般社団法人である自動車再資源協力機構のリチウムイオン電池の委託処理施設として認定された」と発表した。

 

関連記事:エンビプロHD:自動車再資源化協力機構のリチウムイオンバッテリー委託処理施設として認定 | MIRU (iru-miru.com)

 

●フクビ化学など3社、「スマートベンチ」で実証実験

スマートベンチのイメージ

(フクビ化学発表資料から)

 建築資材や樹脂を扱うフクビ化学工業は4月23日、自社ホームページ上で、NAGASEグループの長瀬産業およびリチウムイオン蓄電池生産のキャプテックスの3社共同で、「リサイクル樹脂とリユース電池を使用した環境配慮型のスマートベンチを共同開発し、実証実験を2024年3月より開始した」と発表した。2025年度の実用化を目指す。

「スマートベンチ」とは、従来のベンチに太陽光パネルを搭載し、充電やインターネットへの接続など多機能を備える公共ベンチ。スマートシティー化の促進に伴い注目されている。


 環境配慮型スマートベンチの共同開発に関するお知らせ | フクビ化学工業株式会社 (fukuvi.co.jp)
 

●パナエナジー、蓄電池開発で奨学金

 パナソニックエナジーは4月22日、自社ホームページ上で、「蓄電池技術の開発人材育成のための奨学金を開始する」と発表した

 

関連記事:パナソニック エナジー、次世代の蓄電池人材育成に向けて「MIRAI奨学金」を新設し募集を開始 | MIRU (iru-miru.com)

 

 

<海外>

●北京国際モーターショーが開催 4月25日―5月4日、トヨタなど出展

 世界有数の自動車展示会である北京国際モーターショーが4月25日、中国北京市で開幕した。日本勢からはトヨタ自動車がBEV(バッテリ電気自動車)の新型車「bZ3C」「bZ3X」を世界初公開するなど、日本勢の展示も目立った。会期は5月4日まで。

 

北京モーターショーHP(中国語・英語): 2024北京国际汽车展览会官网 (autochinashow.org)

 

●車載電池需要、10年間で10倍に IEA予測

 国際エネルギー機関(IEA)は4月23日に発表した電気自動車(EV)に関する定例リポートで、中長期的な車載電池について「最大で2035年に2023年の10倍に拡大する可能性がある」と予測した。

 

 

関連記事:車載バッテリー需要、10年間で10倍に IEAリポート、EV普及の流れ変わらず | MIRU (iru-miru.com)

 

●日米欧の自動車連合、電池情報で連携へ EV普及目指す

 日米120社で構成する自動車の企業連合「MOBI」は4月22日、ホームページ上で、欧州のデータ共有プロジェクトである「Gaia-X4」と連携すると発表した。車載用を中心とした電池の材料やリサイクルにつながる情報を相互に安全に共有・運用できるインフラを日米欧の企業主体でつくり、世界のEVの普及につなげる。

 

プレスリリース(英語):MOBI and Gaia-X 4 moveID Web3 Interoperability Initiative – MOBI | The New Economy of Movement (dlt.mobi)

 

(IR Universe Kure)

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