鉛バッテリースクラップ市場近況2024# 13 発生増の冬場迎えなお漂う強含み気配――安値3円高
2024/12/23 16:17
鉛バッテリースクラップ市況は発生が増える冬場を迎えてなお強含み気配をみせている。23日現在、高値は11月下旬と同値の1キロ123円で推移しているが、安値が同比3円高の113円に水準を切り上げている。巣鉛輸出を前提にした中華系の買いに、5年ぶりに復活した韓国向け輸出も増加基調を辿っているためで、タイトな需給環境が続いている。出回り増を映して調整が入り始め、年明け一段下がった水準からスタートして需要期入りの春先に向け上昇局面を迎えるのが通常のパターンだが、それが通用しない異例の展開になっている。年明けの高値波乱を予想させる越年相場である。
関連記事
- 2025/06/16 東邦亜鉛、豪Abra社の株式を譲渡――資源事業からの撤退完了
- 2025/06/16 動き出す「金属盗対策法」――指定金属切断工具の隠匿携帯には罰則
- 2025/06/16 LME Weekly 2025年6月9日-13日 米中貿易交渉の進展期待も中東情勢緊迫化でCu Ni下落、Al続伸
- 2025/06/15 非鉄各社26/3期新前提とのギャップについて(6/13時点)
- 2025/06/15 LMEの現物と先物の鞘(6/13)
- 2025/06/13 アルコニックス、埼玉にリサイクル施設用地2万平方メートルを取得
- 2025/06/13 SHFE軟調などでLME亜鉛続落、国内建値6円引き下げ、433円に
- 2025/06/12 世界のスズ需給 構造的矛盾が錫価格の変動を主導する
- 2025/06/12 利益確定売りなどでLME銅は続落、国内銅建値10円引き下げの1,450円に
- 2025/06/10 三井金属、社長らが報酬自主返納――子会社の検査を巡る不適切行為で