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プラチナ、25年は74万オンスの供給不足 ジョンソンマッセイ予測、不足規模は縮小

 自動車排ガス浄化装置などを手がける英ジョンソンマッセイ(JM)は5月15日、2025年の貴金属市場レポートを発表した。同社はそこで、プラチナ市場について「2025年は73万6000オンスの供給不足となる」と予測。不足量は2024年の31万トン(約109万オンス)からは縮小するものの、3年連続の供給不足になるとの見方を示した。

 

 

プレスリリース:Johnson Matthey publishes 2025 PGM Market Report | Johnson Matthey

 

 イリジウムが小幅な供給超になるほかは、貴金属はいずれも供給不足となる見通しだ。JMは、プラチナは主要生産国である南アフリカの生産量が減ることで一時供給が前年比3%減少すると予測する。一方で、工業用プラチナの消費量は、化学、グラスファイバー、バイオ燃料、合成燃料セクターの生産能力拡大に伴い、2025年には緩やかな成長が見込まれるとした。

 10年以上供給不足が続いてきたパラジウムも、不足規模が1万7000オンス程度と2024年の30万オンス超から縮小する見通しだ。やはり一時供給は乏しいものの、中国の自動車リサイクルの堅調な成長が二次供給を押し上げると予測した。

 

 

プラチナとパラジウム需給の現状と予測

 

  

 

 ロジウムとルテニウムは深刻な供給不足が続く。ロジウムはガラス向け、ルテニウムはナイロン樹脂の生産過程での需要が強い。半面、供給はやはり南ア産が滞りがち影響を受けるとの見方を示した。一方、イリジウムは化学向け需要が減速するため、需給バランスがとれるようになる見通しだ。

 

ロジウム需給の現状と予測

 

ルテニウムとイリジウム需給の現状と予測

 

(IR Universe Kure)

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